Deno本体の最新情報

Deno v1.7.3/v1.7.4がリリースされました

Deno v1.7.3がリリースされました。

その後、一部のバージョンのLinuxディストリビューションで動作しない問題が発覚したため、その問題を修正したDeno v1.7.4がリリースされました。

v1.7.3/v1.7.4の主な変更点:

  • deno lspcodeAction/resolveが実装されました。
  • deno lspdeno.cacheコードアクションが実装されました。
  • deno lspImplementationscode lensが実装されました。
  • Import mapsがデータURL(data:)を適切にハンドリングするように修正されました。

deno_std v0.87.0がリリースされました

Deno v1.7.3のリリースに合わせ、deno_std v0.87.0がリリースされました。

このリリースにはhttp/cookieモジュールに対する破壊的変更が含まれています。

変更点:

  • http/cookie: Cookies及びSameSiteの型エイリアスが削除されました。
  • http/file_server: SVGファイルに対して適切なContent-Typeが設定されるように修正されました。

https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.87.0

サードパーティモジュールの最新情報

denops.vim - DenoでVim/Neovimプラグインを書くためのエコシステム

denops.vimという、Denoを使ってVim/Neovimプラグインを書くためのエコシステムが公開されました。

coc.nvimに影響を受けているようです。

サンプルプラグインも公開されているため、興味のある方は見てみるとよいかもしれません。


slack_web_api - DenoのSlack APIクライアント

slack_web_apiはNode.jsの@slack/web-apiをDenoにポートしたモジュールです。

このモジュールを使用することで、DenoからSlack APIを叩くことができます。


https://deno.land/x/slack_web_api@1.0.1

deno-redis v0.18.0がリリース

deno-redis v0.18.0がリリースされました。

このリリースでは、deno lintでcamelcaseルールが実装されたことに合わせ、全メソッド及びプロパティがキャメルケース形式へリネームされています。

変更点:

  • 全メソッド・プロパティがキャメルケース形式へリネームされました。
  • CLIENT PAUSEコマンドが実装されました。

https://github.com/denodrivers/redis/releases/tag/v0.18.0

deno-postgres v0.8.0がリリース

deno-postgres v0.8.0がリリースされました。

このリリースでは、いくつかの新機能が追加されています。

変更点:

  • SSL/TLS接続がサポートされました(Deno.startTlsに依存するため、現時点では--unstableフラグが必要です)
  • テンプレートリテラルを使用したSQLの実行がサポートされました。
  • name_too_longエラーが発生した際に、例外が発生しないように修正されました。

https://github.com/denodrivers/postgres/releases/tag/v0.8.0