Deno本体の最新情報

Deno v1.7.5がリリース

Deno v1.7.5がリリースされました。 このリリースではバグ修正などを中心に実施されています。

変更点:

  • btoa()関数とEventクラスがWPTにパスするように修正され、Web標準との互換性が増しました。
  • deno lspでデータURLが適切に扱われない問題などが修正されました。
  • Dynamic importsで発生した例外をcatchできるようになりました。

https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.7.5

deno_std v0.88.0がリリース

deno_std v0.88.0がリリースされました。

変更点:

  • std/encoding/utf8モジュールが削除されました。
  • std/testing/asserts: assertEquals()などの関数で、シンボルが適切に取り扱われない問題が修正されました。
  • std/node: url及びcryptoモジュールをrequire()で読み込めるようになりました。
  • std/node: ttyモジュールが部分的に実装されました。
  • std/node: Conditional exportsが実装されました。

vscode_deno v3.0.0がリリース

vscode_deno v3.0.0がリリースされました。

このリリースにおける主要な変更点として、Canaryバージョン同様、deno lspを使用するように変更されています。

サードパーティモジュールの最新情報

deno_mysql v2.8.0がリリース

deno_mysql v2.8.0がリリースされました。

変更点:

  • MariaDB v10.0のサポートが追加されました。
  • MySQLのTINYINT型がJavaScriptのBoolean型へ変換されないように修正されました。
  • caching_sha2_password認証プラグインがサポートされました。
  • configLogger()が実装され、ロギングの挙動をカスタマイズできるようになりました。

https://github.com/denodrivers/mysql/releases/tag/v2.8.0

Sinco v1.1.0がリリース

Since v1.1.0がリリースされました。

SincoはDenoで実装されたブラウザのオートメーション・テスティングライブラリです。

変更点:

  • HeadlessBrowser#evaluatePage()が実装され、現在のページ内での関数や式の実行がサポートされました。
  • Dockerコンテナ内での実行がサポートされました。

https://github.com/drashland/sinco/releases/tag/v1.1.0

little_crony - DenoのCRONライブラリ

little_cronyというDenoモジュールが公開されました。

このモジュールを使用することで、CRON式に基づいてタスクの実行をスケジューリングできます。


https://github.com/mandarineorg/little-crony