Deno本体の最新情報
Deno v1.8.1のリリース
Deno v1.8.1がリリースされました。このリリースでは、バグの修正を中心に実施されています。
主な変更点:
- importsNotUsedAsValuesオプションがswcに渡されるようになりました。
- Windows上で
deno compileを実行すると、ターゲットに関わらず常に.exeが拡張子として付与される問題が修正されました。 Worker内でトップレベルawaitが使用されていると、ブロックが発生する問題が修正されました。
https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.8.1
deno_std v0.90.0のリリース
deno_std v0.90.0がリリースされました。
変更点:
- node: moduleモジュールを
requireで読み込めるようになりました。 - node: Node.jsで書かれたスクリプトを実行するためのCLIツールが実装されました。(
node/cli.ts) - node:
assertモジュールの互換性が向上しました。 - http: v0.88.0で発生したパフォーマンスに関する問題が修正されました。
https://github.com/denoland/deno_std/commit/3f9714bf05a75303355fddd22cad9794be50e47d
サードパーティモジュールなどの最新情報
nano
nanoは軽量のJSXライブラリです。以下のような機能をサポートしています:
- SSRをサポート(DenoとNode.jsの両方で動作します)
- 組み込みのRouterやStoreなどを提供
- コンポーネントのpre-fetch
https://github.com/nanojsx/nano
depsbot
モジュールなどの依存関係の更新状態をチェックをしてくれるGitHub actionです。
npmにも公開されており、コマンドラインから直接実行することもできます。
https://github.com/denosaurs/depsbot
wizard
wizardというBDDスタイルのAPIを提供するテストライブラリが公開されました。
まだ開発が開始したばかりではありますが、Deno.test()をベースにしているため、各種サニタイザやDenoのCLIをそのまま利用することができます。
https://github.com/deno-libs/wizard
deno-redis v0.20.0
deno-redis v0.20.0がリリースされました。
変更点:
CLIENT PAUSEコマンドでMODEを指定できるようになりました- 以下のコマンドがサポートされました:
CLIENT UNBLOCKCLIENT UNPAUSECLIENT INFOCLIENT TRACKINGINFOCLIENT LIST
https://github.com/denodrivers/redis/releases/tag/v0.20.0
deno-codeview
deno-codeviewは、deno test --coverageによって生成されたカバレッジプロファイルを解析し、WebViewにカバレッジレポートを表示するツールです。