Deno本体の最新情報
Deno v1.8.2がリリース
Deno v1.8.2がリリースされました。
このリリースでは、バグ修正などを中心に実施されています。
変更点:
Deno.createHttpClient
を使用した際に、User-Agent
ヘッダが設定されない問題が修正されたdeno fmt
でmarkdownファイルのスペースなどが適切にフォーマットされない問題が修正されたdeno lsp
でエディタ以外でファイルが編集されていると、“The current snapshot version is missing.“エラーが発生する問題が修正されたdeno lsp
でファイルの診断(diagnostics)が固有のスレッドで実行されるようになった
https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.8.2
deno_std v0.91.0がリリース
deno_std v0.91.0がリリースされました。
主な変更点:
- encoding/yaml:
EXTENDED_SCHEMA
が追加され、Yamlファイル内でJSの関数や正規表現などを使用できるようになった - io/streams:
readerFromIterable()
が追加された - node/fs:
utimes
/utimesSync
が実装された
など
https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.91.0
status.deno.landが公開された
status.deno.landが公開されました。
このサイトでは、Denoのモジュールレジストリなどの運用状況を確認することができます。
サードパーティモジュールなどの最新情報
swdev - Service WorkerベースのNo bundleビルドツール
swdevという、Service WorkerベースのNo bundleビルドツールが公開されました。
以下のようが機能が提供されているようです:
- Service Workerを利用したTypeScriptやSvelteファイルの変換
Deno.watchFs()
ベースのCache Busting- Rollupベースのプロダクションビルド
https://github.com/mizchi/swdev
deno-sqlite v2.4.0がリリース
deno-sqlite v2.4.0がリリースされました。
このリリースでは、以下のような変更が加わっています:
- SQLiteのv3.35.0への更新
DB.prepareQuery()
の追加- JSON1拡張の有効化
https://github.com/dyedgreen/deno-sqlite/releases/tag/v2.4.0
deno-redis v0.21.0がリリース
deno-redis v0.21.0がリリースされました。
このリリースでは、Redisコマンドを実行するための低レベルインターフェースであるCommandExecutor
に破壊的変更が加わっています。
変更点:
CommandExecutor#exec()
の戻り値の型が変更された- 一部のコマンドの引数として
Number
及びUint8Array
を渡せるようになった - CLIENT KILLコマンドがサポートされた