Deno v1.10.2がリリース
Denoのv1.10.2がリリースされました。
このリリースではCVE-2021-32619へのセキュリティ上の修正が含まれるため、できるだけ早くこのバージョンへアップグレードすることを推奨されています。
その他の変更点:
.vscode/settings.json
などでdeno.config
に相対パスが設定されていた場合、deno lsp
で適切に設定が読まれない問題が修正されました。- TypeScriptファイルをimportする際は、
X-TypeScript-Types
ヘッダが無視されるようになりました。
- https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.10.2
- https://twitter.com/deno_land/status/1394353166863454213
deno_std v0.97.0がリリース
- io/buffer: Deno Deployでも型エラーなしで使えるようになりました。
- io:
types.d.ts
が追加されました。 - io/bufio:
readDelim
やreadStringDelim
でデリミタが内部で複数のチャンクにまたがった際に、誤った結果を返す問題が修正されました。 - node/events:
EventEmitter#on
などにリスナとして関数以外の値を渡すと、エラーが発生するようになりました。 - testing:
assertObjectMatch
で配列が適切に取り扱われるようになりました。
https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.97.0
denoland/setup-deno v1.0.0がリリース
denoland/setup-deno
はGitHub ActionsからDenoを利用するためのアクションです。
v1.0.0がリリースされたため、すでにdenolib/setup-denoをお使いの場合は、そちらから移行するとよさそうです。
https://github.com/denoland/setup-deno/releases/tag/v1.0.0
Flat Data
Flat Dataは、HTTPエンドポイントまたはSQLクエリからデータを取得し、GitHubリポジトリに格納するためのGitHubアクションです。
Denoを使用したJavaScript/TypeScriptファイルの実行がサポートされており、ダウンロードされたデータを変換することができます。
また、GitHubリポジトリに格納されたデータを可視化するために、Flat Viewerというツールも提供されています。
packup - Parcelライクなビルドツール
packupというParcelビルドツールが公開されました。
Parcelに影響を受けているようで、以下のような特徴があります。
- 設定なしでアプリケーションコードをバンドルできる
- TypeScriptをサポート
- esbuildを使用した高速なビルド
https://github.com/kt3k/packup
luath v0.6.0/v0.7.0/v0.8.0がリリース
Denoで実装されたフロントエンドビルドツールであるluathのv0.6.0/v0.7.0/v0.8.0がリリースされました。
変更点:
- プロダクションアセットを生成するために、
luath build
コマンドが実装されました。 - プロダクションアセットを配信するために、
luath run
コマンドが実装されました。 - Import mapsの基本的なサポート