Deno v1.10.3がリリース

Deno v1.10.3がリリースされました。

deno lspの効率化や新機能の追加などを中心に、様々な変更が実施されています。

変更点:

  • deno lsp// @deno-types=""/// <references types="" />に対する診断などがサポートされました
  • deno lspでX-Deno-Warningに対する診断がサポートされました
  • deno lspでlintのメッセージだけでなく、ヒントも表示されるようになりました
  • deno lspでJSONやMarkdownファイルのフォーマットがサポートされました
  • deno lspでtsserverへのリクエストごとに叩かれるopの数が大幅に削減されました
  • deno lspのコードアクションでimport節を挿入した際に、拡張子が省かれてしまう問題が修正されました
  • Deno.emitでバンドルする際にソースマップが生成されるようになりました (compilerOptionssourceMap: falseを指定することで無効化可能です)
  • deno installfile:スキーマがサポートされました
  • deno test --coverage=<dir><dir>が存在しないときに、パニックする問題が修正されました
  • ネイティブHTTPサーバで、respondWithによって空のBlobオブジェクトを返却しようとすると、エラーが発生する問題が修正されました
  • Requestクラスの未実装なプロパティが削除されました
  • FileコンストラクタがWPTにパスするように修正されました

wpt.deno.land

wpt.deno.landというWebページが公開されました。

このページでは、DenoのWPT(Web Platform Tests)への準拠度を確認することができます。


twd

twdという、Tailwind CSSライクなスタイルシートを生成するCLIツールが公開されました。

引数として与えられたHTMLファイルの内容を元に、twindを使用してスタイルシートが生成されます。


Eta

Etaは軽量性や速度を重視したテンプレートエンジンです。

レイアウトによるテンプレートの再利用や、プラグインによるレンダリングの挙動のカスタマイズなどがサポートされています。

また、Denoだけでなく、ブラウザやNode.jsもサポートされています。