Deno v1.11.1がリリースされました
Denoのv1.11.1がリリースされました。
このリリースでは、バグ修正などを中心に行われています。
主な変更点:
Deno.inspect
でProxy
オブジェクトを渡した際に、showProxy
オプションにfalse
が設定されていれば、プロキシ対象のオブジェクトではなくProxy
自身の詳細情報を返却するように修正されました。globalThis.dispatchEvent
を上書きすると、以降、addEventListener
で登録したmessage
イベントのリスナが呼ばれなくなる問題が修正されました。- レスポンスボディとして
ReadableStream
を使っていると、Deno.serveHttp
がハングする問題が修正されました。 - Streams APIのWeb標準との互換性が向上しました。
setTimeout
などのAPIにおける最小待ち時間が4ミリ秒に変更されました。
https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.11.1
deno_std v0.99.0がリリースされました
deno_stdのv0.99.0がリリースされました。
変更点:
- mime: MultipartWriter#createPartがpublicメソッドに変更されました
- node/util: util.inheritsが実装されました
- node/events: EventEmitter#removeAllListenersがNode.jsと同じ挙動をするように修正されました
- node: process.envが列挙可能になりました(
{...process.env}
でエラーが発生しなくなりました)
https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.99.0
Oak v7.6.0がリリースされました
Oakのv7.6.0がリリースされました。
主な変更点:
- ユニットテスト用のユーティリティが実装されました。 (https://oakserver.github.io/oak/testing)
- proxyミドルウェアが実装されました。
ctx.response.redirect
で適切にリダイレクトが行われるようにするために、Referrer
ヘッダの代わりにReferer
ヘッダが使用されるように変更されました。- Cookieに複数の値を設定したときに、適切に動作が行われるように修正されました。
https://github.com/oakserver/oak/commit/ea56a0bdaf5b4547611ef0fcf7846eb393f51d5e
Deno internals - how modern JavaScript runtime is built
Node.js Wroclaw #10でのBartek Iwańczuk氏の公演がYoutubeで公開されました。
Denoランタイムの内部構造などついて解説されています。