Deno v1.12.1がリリース
Deno v1.12.1がリリースされました。このリリースではバグの修正が中心に行われています。
変更点:
crypto.getRandomValues
でBigInt64Array
とBigUint64Array
がサポートされました- ネイティブHTTPサーバで、
Cookie
ヘッダの値と名前の組が、セミコロンではなくコンマ区切りで設定されてしまう問題が修正されました FileReader#abort()
が現在の読み込み操作のみを中止するように修正されましたArray#at
やString#at
などの型定義が追加されました
https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.12.1
deno_std v0.102.0がリリース
deno_std v0.102.0がリリースされました。
新規モジュールとして、std/collectionsが追加されています。
変更点:
- 新しく
std/collections
モジュールが追加されました encoding/toml
: コメントのみを含む行で#
の前に空白が含まれていると、それがコメントではなくキーとして解析されてしまう問題が修正されましたencoding/toml
: クォートや空白などを含むキーが仕様通りに解析されない問題が修正されましたhash
:Hash#update
でUint8Array
以外のTypedArrayが適切に取り扱われない問題が修正されました
Oak v8.0.0がリリース
Oak v8.0.0がリリースされました。
このリリースには破壊的変更が含まれます。
変更点:
- Deno v1.12.0で実装された
Deno.upgradeWebSocket()
ベースのWebSocketサポートが追加されました- それに伴い、
Context.#upgrade
が標準のWebSocket
オブジェクトを返却するように変更されています (破壊的変更)
- それに伴い、
Application
オブジェクトを作成する際に、contextState
オプションによってContext.state
が作成される際の挙動を制御できるようになりました。Context#send
でcontentTypes
オプションがサポートされ、Content-Type
ヘッダの内容をカスタマイズできるようになりました。- デフォルトで、補足されなかった例外が標準エラーに出力されるようになりました (この挙動は
logErrors
オプションにfalse
を設定することで無効化できます)
https://github.com/oakserver/oak/commit/9f7dad2144f41c6bdf098577351f7b36554ee4ba
deno_mongo v0.24.0がリリース
DenoのMongoDBクライアントであるdeno_mongoのv0.24.0がリリースされました。
変更点:
Collection#dropIndexes
が実装されましたCollection#findAndModify
が実装されました
https://github.com/denodrivers/deno_mongo/releases/tag/v0.24.0