Deno 2.0のスコープについて
GitHub DiscussionsにてDeno 2.0のスコープやリリース予定時期について公開されました。
現時点では、今年の11月に2.0のリリースが検討されているようです。
Deno 2.0に向けて検討中の機能の例 (今後、変更される可能性がありますので参考程度に…)
Deno.Reader
などのJSのみで実装されたIO関連のAPIを削除(https://github.com/denoland/deno/issues/9795)- 一部のAPIはすでにstd/io/util.tsなどへ移動されています
- デフォルトでのWorker内でDeno名前空間の有効化
- TypeScriptの
useUnknownInCatchVariables
を有効化 Deno.customInspect
を削除- デフォルトで型チェックをスキップする(https://github.com/denoland/deno/issues/11340)
--config
オプションを削除 (https://github.com/denoland/deno/discussions/7732)- デフォルトでのロックファイルの生成・検証
localStorage
や将来のIndexedDBなどの追加に備えたInternal Originの導入- TypeScriptの
compilerOptions.jsxFactory
とcompilerOptions.jsxFragmentFactory
のデフォルト値をそれぞれh
とFragment
に変更 (https://github.com/denoland/deno/issues/11186) - デフォルトで外部のTypeScriptコードへの型エラーなどを報告させない (https://github.com/denoland/deno/issues/11970)
- dynamic importとWorker向けに
--allow-import
の導入 (https://github.com/denoland/deno/issues/8266)
https://github.com/denoland/deno/discussions/11972
vercel-deno v1.0.0
Vercel serverless functionsのDenoランタイム
apiディレクトリに各フレームワークなどを使用したサンプルコードが配置されています。
https://github.com/vercel-community/vercel-deno/releases/tag/1.0.0
deno_mongo v0.26.0
deno_mongo v0.26.0がリリースされました。
変更点:
Collection#insert
が非推奨化されました (代わりにinsertOne
やinsertMany
などの使用が推奨されます)Bson.ObjectId
の型定義が削除されました (Bson.ObjectID
の方は残っています)MongoClient.buildInfo
がサポートされました (https://docs.mongodb.com/manual/reference/command/buildInfo/)
https://github.com/denodrivers/deno_mongo/releases/tag/v0.26.0