--prompt
オプションの挙動をデフォルト化するPRがマージされました
Denoで--prompt
オプションをデフォルトで有効化するPRがマージされました。
次のDeno v1.19でリリースされる可能性がありそうです。
また、この変更に合わせて、--no-prompt
オプションが追加されています。
このオプションを指定することで、今まで通り、 許可されていないAPIを実行しようとすると、即時にエラーが発生します。
ファイルシステムやネットワーク関連APIでのStreams APIのサポートについて
Denoのファイルシステム(Deno.File)やネットワーク(Deno.Conn)関連のAPIでStreams APIをサポートすることが検討されています。
まだドラフトの段階ですが、すでにPRも作成されています。
背景:
現在、Denoのファイルシステムやネットワーク関連のAPIはGoのスタイルに従っています(Deno.Reader/Deno.Writer)
しかし、これらのAPIはfetch()
やStreams APIと互換性がありません (一応、この差異を吸収するためにdeno_std/streamsが提供されていたりします)
この問題を解消するため、Deno.File
やDeno.Conn
などにreadable
プロパティ(ReadableStream<Uint8Array>
型)やwritable
プロパティ(WritableStream<Uint8Array>
型)を追加することが検討されています。
N-APIの実装について
DenoでN-APIの実装が開始されています。
まだドラフトの段階でありリリース時期も未定ですが、進捗は上記のPRから確認できるので、気になる方はSubscribeするとよいかもしれません。
Deno.umask()
の削除について
Deno.umask()
を削除するPRが作成されています。
背景としては、競合状態によるバグが存在するためのようです。
詳しくは以下のissueを参照ください。
deployctl v1
deployctl
のv1がリリースされました。
このリリースではGitHubアクションが追加されています。
これを使うことで、GitHub ActionsからDeno Deployへのデプロイを自動化できます。
注意点として、追加のビルドステップが必要でない限り、このGitHubアクションではなくDeno DeployのGit integrationの使用が推奨されています。
詳しくは先週公開された以下の記事でも解説されているため、そちらも参照ください。
https://github.com/denoland/deployctl/releases/tag/1.0.0
A list of every web API in Deno
Denoに実装されているWeb APIの一覧がDenoの公式ブログで公開されました。