Deno v1.23

Deno v1.23がリリースされました。

以下の記事に変更点をまとめたため、詳しくはこちらを参照いただければと思います。

deno_std v0.144.0

deno_std v0.144.0がリリースされました。

encoding/front_matter

新規モジュールとしてencoding/front_matterが追加されました。

import { extract } from "https://deno.land/std@0.144.0/encoding/front_matter.ts";

const { attrs, body } = extract<{ title: string, date: Date }>(`---
title: foobar
date: 2022-06-12
---

Hello`);
console.assert(attrs.title === "foobar");
console.assert(attrs.date instanceof Date);
console.assert(body === "Hello");

collections

collections/mod.tsimportすると警告が表示されるようになりました。

必要に応じて、collections/deep_mergecollections/group_byなどの各ファイルを個別にimportすることが推奨されます。

node

process.stdoutprocess.stderrに下記メソッドが実装されています。

  • cursorTo
  • moveCursor
  • clearLine
  • clearScreenDown

https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.144.0

Freshのアップデート (CLIの削除)

FreshからCLIが削除されています。

feat: remove fresh cli, do manifest generation in process (#223)

その代わり、以下の2ファイルが追加されています。

  • init.ts (プロジェクトの初期化用)
  • dev.ts (開発時のサーバ起動用)

dev.tsは、実行時にマニフェスト(fresh.gen.ts)を自動生成してくれるため、このファイルを--watchオプション付きで起動すれば、今までのようにfreshコマンドを使用したマニフェストの生成作業が不要になりそうです。

denoland/showcase_chat

Deno公式でチャットアプリの実装例が公開されています。

Deno Deploy, Supabase, Fresh, Twindなどを使用して実装されているようです。


https://github.com/denoland/showcase_chat

Deno入門 ─ 新しいTypeScript/JavaScript実行環境でWebアプリ開発とデータベース接続の基本を体験しよう

エンジニアHubでDenoの入門記事が公開されました。


https://eh-career.com/engineerhub/entry/2022/06/17/093000