Deno v1.27

Deno v1.27がリリースされました。

以下に変更内容をまとめたため、よろしければ参照ください。

deno_std v0.161.0

deno_std v0.161.0がリリースされました。

std/hashの削除

非推奨化されていたstd/hashモジュールが削除されています。

今後は、std/cryptoの使用が推奨されます。

std/node

Deno v1.27でのNode-APIのサポートに合わせて、require()での.nodeファイルの読み込みがサポートされています。

その他には、net.Server"close"イベントの発火タイミングの改善やfs.openDirの互換性の向上などが実施されています。

std/fs/expand_glob

expandGlobで、globstarfalseが指定された際に、"**""*"として扱われるように修正されています。


https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.161.0

MongooseでのDenoサポートについて

以下のPRでMongooseでのDenoサポートが進められているようです。

Deno support (#12397)

今のところ、v6.8でのリリースを目標に作業が進められているようです。

Babel v7.20.0

@babel/preset-env"deno"ターゲットがサポートされたようです。

"targets"オプションで対象のDenoバージョンを指定することができます。


https://babeljs.io/blog/2022/10/27/7.20.0