Deno v1.37でリリースされそうな機能について
今週はDenoのリリースが行われていないため、おそらく次にリリースされるであろうDeno v1.37に入りそうな機能などについて紹介します。
Lockfile v3
deno.lock
の新しいフォーマット(v3)が実装されています。
npm.specifiers
がpackages.specifiers
へ、npm.packages
がpackages.npm
へ移動されています。
これはdeno:
URLのサポートを想定した変更のようです。
TypeScript v5.2
Deno本体に搭載されたTypeScriptをv5.2にアップデートするPRがマージされています。
ただし、using
やDecorator Metadataなどについてはv8側でサポートされるまでは使用できない状況のようです。
Import Attributes
DenoにImport Attributesを実装するPRがマージされています。
// static import
import data from "./data.json" with { type: "json" };
// dynamic import
const data2 = await import("./data2.json", { with: { type: "json" } });
Deno Deployでnpmパッケージがサポート
Deno Deployでnpmパッケージがサポートされました。Denoと同様に、npm:
URL経由でnpmパッケージを読み込むことができます。
以下の公式ブログ記事では、ExpressやFastify, OpenAI APIなどの使用例が紹介されています。
Deno KVのオープンベータ版が公開
Deno KVのオープンベータ版がリリースされました。今後はDeno DeployでのDeno KVの利用のために、waitlistへの登録が不要になるようです。
以下の公式ブログ記事ではDeno.openKvでのリモート接続の方法やプライシングなどについて解説されています。
また、今後はDeno KVにS3へのバックアップ機能の実装などが検討されているようです。
fresh v1.4.3
fresh v1.4.3がリリースされています。
このリリースはバグ修正がメインです。