denoland/denokv
denoland/denokvというリポジトリが公開されています。
今後、Deno KVのSQLiteバックエンドやgRPCのスキーマの定義などはこのリポジトリで開発される想定のようです。
現在、Deno本体ではdenoland/denokv
への移行が行われているようです。
BYONMのサポートについて
Deno本体でnpm
などで作成されたnode_modules
ディレクトリ(BYONM)をサポートするPRがマージされています。Deno v1.38でリリースされるかもしれません。
feat(unstable): ability to npm install then deno run main.ts #20967
⚠️この機能は実験的機能のため、今後、使い方などに変更が入る可能性があります。
例えば、以下のようにnpm
でkoa
パッケージがインストールされていたとします。
$ npm i koa
npm
によってインストールされたkoa
パッケージをnpm:
なしで読み込むJavaScriptファイルを用意します。
// index.js
import Koa from "koa";
const app = new Koa();
app.use(async (ctx) => {
ctx.body = "Hello Deno!";
});
app.listen(3000);
この状態で--unstable-byonm
オプションを指定すると、npm
によって作成されたnode_modules
ディレクトリからkoa
パッケージが読みこまれます。
$ deno run --unstable-byonm --allow-net --allow-read --allow-env index.js
また、この機能は--unstable-byonm
オプション以外にも、以下の方法でも有効化できるようです。
deno.json
でunstable: ["byonm"]
を設定する。{ "unstable": ["byonm"] }
DENO_UNSTABLE_BYONM
環境変数に1
を設定する。
--unstable-*
オプションのサポートについて
上記の--unstable-byonm
の導入に関連して、unstable APIの有効化についてより細かく制御するために、--unstable-*
という形式のオプションを導入するPRが作成されています。
具体的には--unstable-ffi
や--unstable-kv
などのオプションを導入することで、各カテゴリごとに細かく有効化できるようにする想定のようです。
awesome-deno-kv
Deno KVに関する情報をまとめたawesome-deno-kv
というページが公開されています。
Deno Festのアーカイブ
2023/10/20に開催されたDeno Festのアーカイブが公開されたようです。
Deno Festのアーカイブを公開しました 🎉https://t.co/mP9zC4cmfT
— 虎の穴ラボ (@toranoana_lab) October 26, 2023