Deno v1.39.1
Deno v1.39.1がリリースされました。
Deno.serve
のUnixドメインソケットサポートの安定化
Deno.serve
のUnixドメインソケットサポートが--unstable
なしで動作するようになりました。(Deno v1.39)
deno coverage
deno coverage
の実行時にディレクトリの省略が任意に変更されました。(デフォルトとしてcoverage/
が使われます)
deno jupyter
import
されたモジュールでDeno.test
を使っているとパニックする問題が修正されています。
Node.js互換性
Prismaなどが動かなくなってた問題が修正されているようです。(https://github.com/prisma/prisma/issues/2452#issuecomment-1866409306)
また、node:crypto
で以下の対応が実施されています。
pseudoRandomBytes()
が実装されています。fork()
から返却されたChildProcess
に対してkill
を呼ぶと、プロセスがハングする問題が修正されています。
deno_std v0.210.0
deno_std v0.210.0がリリースされました。
非推奨モジュール・APIの削除
std/crypto/to_hash_string.ts
が削除されました。(encodeHex
やencodeBase64
への移行が推奨されます。)std/encoding
:ascii85.ts
/base32.ts
/base58.ts
/base64.ts
/base64url.ts
/hex.ts
からencode
とdecode
が削除されました。std/http/method.ts
が削除されました。
非推奨化
std/semver
parse()
とcanParse()
からSemVer
を引数に取る形式が非推奨化されました。rcompare.ts
が非推奨化されています。isSemVerComparator
がisComparator
へリネームされています。(isSemVerComparator
は非推奨化されています)SemVerComparator
がComparator
へリネームされています。(SemVerComparator
は非推奨化されています)
std/encoding/base32.ts
byteLength()
が非推奨化されています。
cli/spinner.ts
が実装
CLI向けにスピナーを表示できます。
import { Spinner } from "https://deno.land/std@0.210.0/cli/spinner.ts";
const spinner = new Spinner({ message: "Loading..." });
spinner.start();
try {
await doSomething();
} finally {
spinner.stop();
}
std/log
でJSONL形式でのロギングがサポート
handlers
のセットアップ時に、formatter
にjsonFormatter
を指定すると有効化されます。
import * as log from "https://deno.land/std@0.210.0/log/mod.ts";
log.setup({
handlers: {
default: new log.handlers.ConsoleHandler("INFO", {
formatter: log.formatters.jsonFormatter,
useColors: true,
}),
},
});
log.info("foo"); // => {"level":"INFO","datetime":...,"message":"foo"}
log.warning("bar"); // => {"level":"WARNING","datetime":...,"message":"bar"}
std/testing/time.ts
: FakeTime
がusing
に対応
FakeTime
がusing
に対応しました。スコープから外れた際に、自動でrestore()
を呼んでくれます。
using time = new FakeTime();
RxDBがDenoとDeno KVをサポート
RxDB v15.0.0がリリースされています。
DenoのサポートとDeno KV向けのストレージが追加されているようです。
DenoとFreshでペアプロ・モブプロ用タイマー『timer.team』を開発して得た知見⏰
DenoとFreshを使ってプロダクトを開発した話について解説されています。
Honoの今の状況
Honoのv3で導入された機能やv4などに関して解説されています。