fresh v1.6.2
fresh v1.6.2がリリースされています。
Tailwind CSS
tailwindプラグインを本番環境で事前ビルドなしに利用しようとした場合に、エラーが発生するように挙動が改善されています。
また、初期化スクリプトでTailwind CSSを利用するように選択した場合、GitHub Actionsの設定もセットアップされるように改善されています。
https://github.com/denoland/fresh/pull/2227
Partials
<Partial>による再レンダリング時に、f-partialで指定されたエンドポイントが<title>を返さなかった場合、タイトルが失われてしまう問題が修正されています。f-client-navが適用された<form>からサブミットされた際に、ブラウザURLが更新されない問題が修正されています。
Import Attributes
IslandコンポーネントでImport Attributesが利用できない問題が解消されています。
fresh v1.6.3
fresh v1.6.3がリリースされています。
dangerouslySetInnerHTMLを使用している際のプロトタイプ汚染攻撃への対策が行われています。
もしfreshを利用されている場合は、可能な限りこのバージョンへのアップデートを行うように推奨されています。
Deno v1.39.4
Deno v1.39.4がリリースされています。
deno.jsonで./から始まるパスが各種include/excludeオプションに含まれていた場合、それらがうまく取り扱われなくなっていた問題が修正されています。deno check:excludeで指定されたディレクトリにcompilerOptions.typesで指定されたd.tsファイルが含まれていた場合、プロセスがパニックする問題が修正されています。
External WebGPU surfaces / BYOW
WebGPUによるレンダリング結果を外部ウィンドウに出力できるようにするため、Deno.UnsafeWindowSurfaceというAPIが追加されています。
この機能は今のところ、Deno v1.40でのリリースが検討されているようです。
deno_sdl2では、まだリリースはされていないものの、この機能へのサポートが進んでいるようです。
非推奨APIの使用に関する警告について
Deno 2.0に向けて、Deno.runなどの非推奨化されたDeno APIの使用時に警告を表示する機能が導入されています。
この挙動はDENO_NO_DEPRECATION_WARNINGS環境変数を設定するか、--quietオプションの指定により無効化することもできる想定のようです。
今のところこの対応はDeno v1.40でのリリースが計画されているようです。
The Deno Survey
2024年向けのDenoのアンケートが公式から公開されています。