Deno v1.40.5

Deno v1.40.5がリリースされています。

denort (deno compile向けの軽量バイナリ)

deno compile向けの軽量バイナリであるdenortが再導入されています。これにより、deno compileによって生成される実行可能ファイルのサイズがかなり縮小されるようです。

GitHub Releaseに各プラットフォーム向けのdenortバイナリがアップロードされており、deno compileを実行する際にダウンロードされ、利用されます。


DENO_FUTURE環境変数の導入

DENO_FUTUREという環境変数が導入されています。この環境変数は、将来的なDenoのバージョンで実施予定の破壊的変更をテストしやすくするために導入されたようです。

今のところ、この環境変数を設定するとglobalThis.windowが削除されるようです。

$ DENO_FUTURE=1 deno repl --eval='console.log(globalThis.window)'
undefined

その他

  • deno lspjsr:サポートの実装が進んでいるようです (#22382, #22418)
  • CompressionStream/DecompressionStreamで処理を中断すると、リソースリークが発生する問題が修正されています (Aborting a CompressionStream/DecompressionStream leaks a resource #14212)
  • deno.jsonから依存パッケージを削除すると、deno.lockが壊れてしまうことがある問題が修正されています

deno_std v0.216.0

deno_std v0.216.0がリリースされています。

非推奨モジュールの削除

std/path/windows

std/path/windows/separator.tsが削除されています。std/path/windows/constants.tsへの移行が推奨されます。

std/semver

以下のAPIが削除されています。

対象API移行先
SemVerRange & isSemVerRangeRangeisRange
eqequals
gtgreaterThan
gtegreaterOrEqual
ltlessThan
ltelessOrEqual
neqnotEquals
outsidetestRange

fresh v1.6.4

fresh v1.6.4がリリースされています。

オープンリダイレクト攻撃への対策が強化されているため、可能な限りアップデートが推奨されます

また、fresh v1.6でのTailwind CSSサポートに伴い、初期化スクリプトでのTwindのセットアップが削除されていましたが、このリリースで改めて再導入されています。

LumeCMS

LumeCMSというCMSが発表されています。

Lumeと名前についていますが、特定のスタティックサイトジェネレーターのみを対象としているわけではなく、アダプターを実装することでLume以外のフレームワークもサポートできるようにすることなどが意識されているようです。

Lumeではv2.1.0からdeno task lume cmsコマンドでLumeCMSが利用できるようになる予定のようで、LumeCMSと併用することでサイトのプレビューなどが行えるようです。

リポジトリは以下で公開されていて、HonoやDeno KVなどを活用して開発されているようです。

denoland/deno-lambda

Andy Hayden氏によって開発・メンテナンスされていたdeno-lambdadenolandオーガニゼーションに移管されているようです。