Deno v1.41

Deno v1.41がリリースされています。

以下に内容をまとめたため、よろしければこちらを参照いただければと思います。

deno addコマンドについて

deno addコマンドを実装するPRが作成されています。

feat: deno add subcommand (#22520)

使い方としては、以下のようにjsrに公開されているパッケージを引数に指定して実行する想定のようです。

$ deno add @scope/pkg

この場合、deno.jsonに以下のような形式で追加したパッケージを書き込んでくれるようです。

{
  "imports": {
    "@scope/pkg": "jsr:@scope/pkg@1.2.3"
  }
}

リリースされるかどうかはまだわからないものの、今後のバージョンで利用できるようになる可能性もありそうです。

deno_std v0.217.0

deno_std v0.217.0がリリースされています。

std/semver - Operatorに関する非推奨化

Operator型における"==", "===", "!==", ""が非推奨化されています。

  • "==""===""="への移行が推奨されます。
  • "!==""!="への移行が推奨されます。
  • ""undefinedへの移行が推奨されます。

std/io/iterate_reader.tsが追加

std/io/iterate_reader.tsが追加されています。iterateReaderiterateReaderSyncの2つのAPIが提供されていて、Readerから(Async)IterableIterator<Uint8Array>への変換が行えます。

std/streams/iterate_reader.tsを使っている場合は、こちらへの移行が推奨されます。

std/io/reader_from_stream_reader.ts

非推奨化されていたstd/streams/reader_from_stream_reader.tsstd/io/reader_from_stream_reader.tsへ移動されました。合わせて非推奨化も解除されています。

std/testing/mock.ts

spystubusingに対応されました。spyまたはstubがスコープから外れた際に、自動でrestore()が呼ばれます。

Lume v2.1.0

Lume v2.1.0がリリースされています。

LumeCMSのサポート(lume cmsコマンド)が入っています。

Danet v2.2.0

Danet v2.2.0がリリースされています。

Deno Cronベースのタスクスケジューリングの仕組みが導入されています。