Deno v1.46.0

Deno v1.46.0がリリースされています。

以下に内容をまとめたため、よろしければこちらを参照いただければと思います。

Deno v1.46.1

Deno v1.46.1がリリースされています。

URLPattern#exec

Deno v1.46.0による変更の影響で、URLPattern#execの振る舞いが変わっていたため、元の挙動に戻されています (ただし、Deno v2.0がリリースされる際に再び、v1.46.0の挙動に戻される予定のようです)

v1.46.0ではパターンにマッチするグループがない場合にgroups[key]undefinedが設定されるように挙動が変わっていたため、Deno v1.45までの空文字列を設定する挙動に戻されています。

node:wasi

node:wasiimportrequireなどで読み込めるようになりました (ただし、実装はまだ行われていません)

DENO_AUTH_TOKENS

DENO_AUTH_TOKENSにおいて、前後の空白文字がきちんと取り除かれるように挙動が改善されています

std/wsの追加に関する提案

だいぶ前に削除されたstd/wsを再びdeno_stdに追加する提案が行われています。

proposal: bring back the ws module #5755

標準のWebSocketAPIには自動的な再接続機能が存在しないことや、socket.ioが提供するRoomなどの抽象化が提供されていないことなどが背景として挙げられています。