Deno v2.1.0
Deno v2.1.0がリリースされています。
以下に内容をまとめたため、よろしければこちらを参照いただければと思います。
Deno v2.1.1
Deno v2.1.1がリリースされています。Deno v2.1.0によって発生したリグレッションの解消が中心のようです。
--watch
のバグ修正
引数なしで--watch
を使うと、プロセスがパニックする問題が修正されています。
Node.js互換性
.js
ファイルの取り扱いに関する修正
Deno v2.1.0における.js
ファイルが誤って.ts
ファイルとして認識されてしまうことのある問題が修正されています。
--unstable-node-globals
--unstable-node-globals
が指定された際に、globalThis.Buffer
が適切な値を参照するよう修正されています。
deno task
ワークスペースのルートで依存関係のあるタスクが定義されている場合、ワークスペースメンバーではなく常にルートで定義されているタスクが参照されるよう修正されています。
deno_std
のリリース
deno_std
がリリースされています:
@std/http@1.0.11
@std/http@1.0.11がリリースされています。
@std/http/file-server
セキュリティに関連する修正が実施されており、もしファイルサーバーを利用されている際はアップデートが推奨されます。
@std/archive
が削除
@std/archiveパッケージが削除されました。@std/tarへの移行が推奨されます。
@std/async@1.0.9
@std/async@1.0.9がリリースされています。
@std/async/unstable-retry
@std/async/unstable-retry
が追加されています。基本的には@std/async/retry
と同様ですが、isRetriable
オプションによってリトライを行うかどうかを柔軟に判断できる点が異なります。
@std/csv@1.0.4
@std/csv@1.0.4がリリースされています。
@std/csv/unstable-stringify
@std/csv/unstable-stringify
が追加されています。@std/csv/stringify
との違いとして、与えられた配列の最初の要素を元にカラム名を自動で推論してくれます。
@std/toml@1.0.2
@std/toml@1.0.2がリリースされています。
@std/toml/parse
ポジティブなタイムゾーンオフセットが適切に取り扱われるよう修正が行われています。