Deno v2.2.0

Deno v2.2.0がリリースされています。

以下に内容をまとめたため、よろしければこちらを参照いただければと思います。

Deno v2.2.1

Deno v2.2.1がリリースされています。

deno check - @types/*へのフォールバックがサポート

npmパッケージが型定義を提供していない場合、@types/*から型定義を読み込むようフォールバックを行う対応が行われています (#28185)

注意点として、このフォールバック機能は該当の@types/*パッケージがプロジェクトの依存に含まれている場合のみ有効のようです。(#28185に画像を使った説明があり、こちらの説明がわかりやすいと思います)

まだマージはされていないものの、deno lsp@types/*の導入を促すQuickfixの実装が進められているようです。(#28216)

deno check - Deno本体に組み込まれたlibファイルに関する型チェックの安定性の改善

Deno v2.2.0のリリースに伴い、deno checkにおいてDeno本体に組み込まれたTypeScriptのlibファイルに関する型チェックがやや不安定になっていたようで、今回のv2.2.1のリリースで安定化するための対応が行われています (#28202)

deno publish - jsx/tsxファイルのサポート

deno publishコマンドでjsx/tsxファイルを含むパッケージの公開がサポートされています (#28188)

パッケージを公開する際に、deno.jsonの設定を元にしてjsx/tsxファイルに以下のディレクティブを自動で書き込んでくれるようです

  • @jsxRuntime
  • @jsxImportSource
  • @jsxImportSourceTypes
  • @jsxFactory
  • @jsxFragmentFactory

node:sqlite

StatementSync#setAllowBareNamedParametersが実装されています (#28197)

また、StatementSync#setReadBigInts(true)が呼ばれていない状態で大きな整数値を読み込んだ際に、意図せず値が丸められてしまうことがある問題が修正されています (#28193)

ワークスペース使用時のJSX関連の設定の改善

ワークスペースの使用時にJSX関連の設定が適切なdeno.jsonから解決されるよう改善されています。(#28186)