deno.jsonでのパーミッションセットの定義について

まだDraft状態ですが、deno.jsonでのパーミッションセットの定義をサポートするPRが作成されています。

以前に導入が検討されていた頃の仕様と比較して、以下のような変更点がありそうです (まだマージはされていないため、今後、仕様が変わる可能性があります):

  1. deno.jsonにおいてパーミッションセットの一覧を定義するためのフィールド名がpermissionSetsからpermissionsに変わっています。
  2. bench/compile/testという名前のパーミッションセットは特別扱いされ、パーミッションセットが省略された状態で-P(--permission-set)オプションが指定された際に、それぞれdeno bench/deno compile/deno testの実行時に自動で適用されるようです (cli/args/mod.rs#L1172-L1188)

deno.jsonで複数のパーミッションセットを定義することができます:

{
  "permissions": {
    "default": {
      "read": ["data"],
      "net": true
    },
    "tool": {
      "read": ["src"],
      "write": ["generated"]
    }
  }
}

-Pまたは--permission-setによって定義されたパーミッションセットを適用できます:

# `default`パーミッションセットを適用
$ deno run -P main.ts

# `tool`パーミッションセットを適用
$ deno run --permission-set=tool tools/codegen.ts

FreshのViteプラグインが公開 (@fresh/plugin-vite)

直近で開発されていたFreshのViteプラグインが正式にマージされています:

@fresh/plugin-viteにてJSRパッケージが公開されており、使用例はpackages/plugin-vite/demoに存在します。

Hono v4.9.0

Hono v4.9.0がリリースされています。

hono/deno

Hono v4.8.0におけるtoSSG()へのプラグインサポートに伴い、toSSG()におけるbeforeRequestHook/afterResponseHook/afterGenerateHookの3つのオプションが非推奨化されています。

また、serveStatic()においてパスの解決がnode:pathjoin()によって行われるよう改善されています。

hono/client

レスポンスを簡易的かつタイプセーフに取り扱うためにparseResponse()が追加されています。

hono/jwt

jwt()ミドルウェアにverificationオプションが追加されており、任意でissフィールドの検証がサポートされています。