Deno v2.6.1

Deno v2.6.1がリリースされています。

deno x - Windows向けの改善

Deno v2.6.0で実装されたdeno xコマンドについて、Windows向けの改善が実施されています。

まずWindowsにおいてdxコマンドが実行できなかった問題が修正されています (#31573)

また、Winodwsでdeno xによってネイティブバイナリーを実行できるようにする改善が実施されています (#31551)

deno add - jsrパッケージのダウンロードに関する挙動の修正

deno addコマンドでjsrパッケージを追加した際に、該当パッケージ内における type-only import 先のモジュールがダウンロード対象から除外されてしまう問題が修正されています (#31552)

deno deploy - deploy.appの省略がサポート

deno.jsondeployフィールドにおいて、appフィールドの設定を省略できるよう改善されています (#31567)

--require/--preloadに関する修正

--require及び--preloadオプションがdeno bundleなどの非ランタイムコマンドでも利用できていた問題が修正されています (#31614)

node:sqlite

様々な改善が実施されています (#31515)

  • DatabaseSync#location()が実装
  • DatabaseSynctimeoutオプションがサポート
  • DatabaseSyncisOpen及びisTransactionプロパティーが実装
  • DatabaseSyncコンストラクタ及びbackup()path引数においてURL及びBufferによる指定がサポート

Stream関連の型定義の改善

Deno v2.6.0におけるStreamの移譲のサポートに合わせて、MessagePort#postMessage()transferオプションなどで、ReadableStream/WritableStream/TransformStreamを受け入れるよう型定義が改善されています (#31586)

Deno v2.6.2

Deno v2.6.2がリリースされています。

deno sandbox

Deno Sandboxesと連携するためのdeno sandboxコマンドが追加されています (#31568, #31657)

内部的には@deno/deployパッケージ経由で@deno/sandboxパッケージが実行されており、deno sandbox createコマンドによるサンドボックスの作成、deno sandbox execコマンドによるサンドボックス内でのコマンドの実行などがサポートされているようです (参考: @deno/deploy@0.0.75/sandbox.ts)

OpenTelemetry

下記APIが動作するよう、Baggage などに関する実装が修正されています (#31620)

deno x - バグ修正

node-gypが見つからない場合やdeno.lockに依存関係が記録されているもののキャッシュに該当パッケージが存在しない場合などにエラーが発生してしまう問題が修正されています (#31619)

deno check

ワークスペースにおけるcompilerOptions.jsxImportSourceサポート

ワークスペースの各メンバーが異なるcompilerOptions.jsxImportSourceを定義しているケースが適切に取り扱われるよう改善されています (#31654)

typescript-go

typescript-goによる型チェックの実施時にglobalThis.setTimeout()が意図せずNode.jsの実装を参照していた問題が修正されています (#31621)

node:sqlite

backup()に関する以下の改善が実施されています (#31610)

  • progressコールバックのサポート
  • rateオプションのデフォルト値が100に変更

node:net

Windows向けに名前付きパイプのサポートなどが実施されています (#31624)

この改善によりNuxtNxがWindowsでも動作するようです。

node:readline/node:console

Interface#prompt()およびConsole#clear()TERM環境変数への--allow-env権限を要求しないよう挙動が変更されています (#31638)

Deno.createHttpClient() - SOCKSに関するバグ修正

Deno.createHttpClient()proxyオプションにsocks5:形式のURLを指定するとエラーが発生してしまう問題が修正されています (#31604)

--inspectの改善

--inspectオプションなどによるWorkerのデバッグがサポートされています (#31527)

Deno v2.6.3

Deno v2.6.3がリリースされています。

deno check - Node.js組み込みモジュールなどに関するバグ修正

ユーザーがcompilerOptions.libを設定している場合にNode.js組み込みモジュールの使用時に型エラーが発生する問題や/// <reference lib="node" />が動作しないことがある問題が修正されています (#31677)

Deno Deployのアップデート

Deno Deployのchangelogが更新されています:

ワークスペースサポートの改善

ワークスペースサポートの改善が行われているようです。ワークスペース内の特定パッケージをアプリケーションとして指定し、そのパッケージのみをデプロイできるようです。

リビジョンの自動的な無効化

30日以上、リクエストを受け取っていないリビジョンを自動的に無効化する変更が実施されているようです。無効化後、7日が経過すると該当のリビジョンは自動で削除されるようです。

デプロイのスキップ

コミットメッセージに[skip ci]または[skip deploy]を含めることによるデプロイのスキップがサポートされているようです。

Deno Sandboxesについて

Deno Sandboxesについても言及されており、来年明けに正式なアナウンスが計画されているようです。

LogTape v1.3.0

LogTape v1.3.0がリリースされています。

各種フレームワークとの統合が強化されています。下記の各種フレームワークと連携するためのパッケージが公開されています。

フレームワークパッケージ
Hono@logtape/hono
Express@logtape/express
Koa@logtape/koa
Fastify@logtape/fastify

また、Drizzle ORM向けのアダプター (@logtape/drizzle-orm) や、LogTapeに依存したライブラリ向けのwithCategoryPrefix()APIの追加などが実施されています。