2025/07/07〜2025/07/13の最新情報
Deno v2.4.1 Deno v2.4.1がリリースされています。 Tunnelling deno runに--connectedオプションが追加されています (#30022)。 おそらくDeno Deploy Early Accessに関連した機能であると思われます。 deno runに--connectedオプションもしくはDENO_CONNECTED環境変数が指定されると、まずDenoは指定されたQUICのエンドポイントへ自動的に接続を開始します。デフォルトではtunnel.global.prod.deno-cluster.net:443へ接続されるようです (deno_tunnelというリポジトリが公開されており、おそらくこれが利用されていると思われます) その後、このDenoプロセス内でDeno.serve()が呼ばれると、Denoは起動時に接続されたQUICコネクションからリクエストを待ち受けるよう挙動が変更されるようです。 QUICエンドポイントへの認証については、deno deploy tunnel-loginコマンドによって取得したトークンを使用して認証が行われるようです (トークンはkeyring-rsを使用して保存されるようです)。また、この際にdeno.jsonのdeployフィールドに設定情報が保存されるようです (org, app) OpenTelemetry vsockトランスポート OTEL_DENO_VSOCK環境変数がサポートされています (#30001) この環境変数にカンマ区切りでCIDとポートを設定しておくと、指定されたvsock向けに Signals が送信されるようです。 Deno v2.3.5での対応のロールバック Deno v2.3.5で実施された、シグナル受信時にバッファリングされていた Signals をフラッシュする対応が Revert されています (#30019) プロセスが意図せず終了しなくなってしまう問題が発生することがあるようで、それを回避することが目的のようです (#29590) deno bundleのバグ修正 deno bundleに関するバグ修正が実施されています: ブラウザー向けのバンドル (--platform browser) がブラウザーでうまく動作しない問題が修正されています (#30023) --minifyが適用された場合にrequire()が適切に動作するよう修正されています (#29997) npmパッケージ中のsloppy importsが適切に解決されるよう改善されています (#29989) deno serve - Import mapsによるエントリーポイントの解決がサポート Deno v2.4でdeno runコマンドに導入されたImport mapsによるエントリーポイントの解決がdeno serveコマンドでも動作するよう改善されています (#29974) --unstable-raw-imports - npmパッケージに関する挙動の変更 npmパッケージ中にtype: "text"もしくはtype: "bytes"形式のimportが検出された場合、--allow-readを要求するように挙動が変更されています (#29990)...