2021/06/14〜2021/06/20の最新情報
Deno v1.11.1がリリースされました Denoのv1.11.1がリリースされました。 このリリースでは、バグ修正などを中心に行われています。 主な変更点: Deno.inspectでProxyオブジェクトを渡した際に、showProxyオプションにfalseが設定されていれば、プロキシ対象のオブジェクトではなくProxy自身の詳細情報を返却するように修正されました。 globalThis.dispatchEventを上書きすると、以降、addEventListenerで登録したmessageイベントのリスナが呼ばれなくなる問題が修正されました。 レスポンスボディとしてReadableStreamを使っていると、Deno.serveHttpがハングする問題が修正されました。 Streams APIのWeb標準との互換性が向上しました。 setTimeoutなどのAPIにおける最小待ち時間が4ミリ秒に変更されました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.11.1 deno_std v0.99.0がリリースされました deno_stdのv0.99.0がリリースされました。 変更点: mime: MultipartWriter#createPartがpublicメソッドに変更されました node/util: util.inheritsが実装されました node/events: EventEmitter#removeAllListenersがNode.jsと同じ挙動をするように修正されました node: process.envが列挙可能になりました({...process.env}でエラーが発生しなくなりました) https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.99.0 Oak v7.6.0がリリースされました Oakのv7.6.0がリリースされました。 主な変更点: ユニットテスト用のユーティリティが実装されました。 (https://oakserver.github.io/oak/testing) proxyミドルウェアが実装されました。 ctx.response.redirectで適切にリダイレクトが行われるようにするために、Referrerヘッダの代わりにRefererヘッダが使用されるように変更されました。 Cookieに複数の値を設定したときに、適切に動作が行われるように修正されました。 https://github.com/oakserver/oak/commit/ea56a0bdaf5b4547611ef0fcf7846eb393f51d5e Deno internals - how modern JavaScript runtime is built Node.js Wroclaw #10でのBartek Iwańczuk氏の公演がYoutubeで公開されました。 Denoランタイムの内部構造などついて解説されています。 https://www.youtube.com/watch?v=LoknuwupOIE