2024/07/29〜2024/08/04の最新情報
What we got wrong about HTTP imports DenoにおいてHTTPインポートが実装された背景やそのトレードオフ、JSRが開発された背景などについて解説された記事がDenoの公式ブログで公開されています。 What we got wrong about HTTP imports HTTPインポートについては今後も削除される予定はないものの、ある程度の規模のプロジェクトにおいてはImport MapsとJSRを併用することが推奨されています。 また、この記事によると、Deno v2のリリースは今年の9月に実施されることが検討されているようです。 Denoでpackage.jsonやnpmパッケージのサポートが入った理由について node:sqliteのサポートについて Node.jsで最近実装されたnode:sqliteのサポートに関するissueがlittledivy氏によって作成されています。 Tracking issue for node:sqlite (#24828) 現在はクローズされていますが、過去にDeno本体にSQLiteドライバーを追加するPRが作成されていたことがあったので、もしかしたらDenoでnode:sqliteが実装される可能性もありそうな気はします。 feat: Add Deno.sqlite bindings (#14627) Deno v1.45.5 Deno v1.45.5がリリースされています。 Node.js互換性の改善 package.json importsのワイルドカードが認識されるように改善されています。 Subpath patterns node:child_process IPC(fork)の再実装: 以下のような点などが改善されているようです: TypedArrayをやり取りができない問題が解消 IPCチャネルを作成すると、イベントループが停止しなくなる問題が解消 nullを渡そうとすると、チャネルが終了してしまう問題が解消 この改善により、--pool=forkを指定した際もvitestが動作するようです。(これはvitest v2のデフォルトの挙動のようです) --v8-options: 各種APIによってDenoを子プロセスとして実行する際に、Node.jsの--v8-optionsがDenoの--v8-flags=--helpとして解釈されるように挙動が修正されています。これにより、Denoでv8flagsが動作するようです。 node:fs/promises watch()がNode.jsと同様にAsyncIterableを返却するように修正されています。 node:timers/promises scheduler.{wait,yield}が実装されています。...