2022/11/14〜2022/11/20の最新情報
Deno v1.28.0 Deno v1.28がリリースされました。 以下に変更内容をまとめたため、よろしければ参照ください。 Deno v1.28 Deno v1.28.1 Deno v1.28.1がリリースされました。 deno installコマンドでnpm:がサポートされています。 その他には、npmパッケージサポートに関する細かなバグ修正などが実施されています: Conditional exportsで指定されたエントリポイントが型定義を持っていない場合にエラーが発生する問題が修正 npmパッケージにfoo.server.jsのようにベースネーム部分に.を含むファイルが存在する場合に、うまく読み込みができない問題が修正 あるnpmパッケージの依存関係のバージョンにdist tagが指定されていた際に、うまく取り扱われない問題が修正 scopedパッケージに対して@types/*パッケージの型定義が適切に適用されない問題が修正 --lock-writeを指定すると、deno.lockからnpmパッケージが消えてしまう問題が解消 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.28.1 deno_std v0.164.0 deno_std v0.164.0がリリースされました。 std/fmt: durationモジュールが追加 ミリ秒単位で指定された時間のフォーマットされた文字列を取得することができます。 import { prettyDuration } from "https://deno.land/std@0.165.0/fmt/duration.ts"; prettyDuration(130000, { ignoreZero: true, formatType: "full" }); // => "2 minutes, 10 seconds" 補足) prettyDurationは以下のPRでformatにリネームされています。この変更は、おそらくv0.166.0あたりでリリースされると思われるため、今後利用する際はprettyDurationではなくformatを使用するとよさそうです。 https://github.com/denoland/deno_std/pull/2896 std/node: 互換性の向上 node/fs: - read()でコールバックが非同期に呼ばれるように修正 node/http: ServerResponse.finishedが実装 node/http: --unstableが指定されていると、Buffer形式のレスポンスが適切に取り扱われない問題が修正 node/string_decoder: StringDecoder....