2021/01/31〜2022/02/06の最新情報
Deno v1.18.2 Deno v1.18.2がリリースされました。 Deno.getUid() Deno.getUid()が実装されました。 これを使うと、現在のユーザのIDを取得できます。(Windowsだとnullが返されます) const uid = Deno.getUid(); console.log(uid); 利用するには--allow-envと--unstableが必要です。 その他バグ修正 HOME環境変数に相対パスが設定されていると、プロセスがクラッシュする問題が修正されました。 拡張子なしでimportしようとした際に、メディアタイプを元に拡張子を推論されるようになりました。 クエリパラメータつきでローカルファイルをimportするとプロセスがクラッシュする問題が修正されました。 SubtleCrypto.decryptでAES-GCMによる復号を行う際に、タグ長が128ビットでないとプロセスがパニックする問題が修正されました deno lsp: リダイレクトが発生すると、X-Deno-Warningヘッダの内容が表示されなくなる問題が修正されました https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.18.2 deno_std v0.125.0 deno_std v0.125.0がリリースされました。 std/nodeへの機能追加などを中心に行われています。 全般 std/fs/copyやstd/node、std/osなどの--unstableが必要なモジュールを--unstableなしで使用した際に、型エラーではなく実行時エラーが発生するように修正されました。 node punycodeパッケージが実装されました url.resolve()が実装されました child_process.spawn()などでAbortSignalがサポートされました fs.createWriteStream()が実装されました fs.copyFile()で4引数の形式がサポートされました https://github.com/denoland/deno_std/commit/3b43d075ea6977e10bb1d9bd58fbeacc721a114e deno_stdへのdotenvモジュールの追加について dotenvモジュールをdeno_stdへ追加するPRが作成されています。 https://github.com/denoland/deno_std/pull/1877 経緯については下記のissueで議論されていますが、好意的な反応が多く、次のリリースなどで追加される可能性がありそうです。 https://github.com/denoland/deno/issues/13396 https://github.com/denoland/deno_std/pull/1877 Deno.Conn#setNoDelayとDeno.Conn#setKeepAliveの実装について Deno.ConnにsetNoDelayとsetKeepAliveを実装するPRがマージされました。(denoland/deno#13103) 今のところ、下記のように使用することが想定されています。 Deno.Conn#setNoDelay(true)を呼ぶとNagleアルゴリズムが無効化されます (TCP_NODELAYが設定される) Deno.Conn#setKeepAlive(true)を呼ぶとTCPキープアライブが有効化されます (SO_KEEPALIVEが設定される) この機能は次のDeno v1.19でリリースされる可能性がありそうです。 https://github.com/denoland/deno/pull/13103 Deno.run()でのIPCサポートについて Deno.run()でIPCをサポートするPRが作成されています。(denoland/deno#13566) 今のところ、下記のような方法での使用が想定されているようです。 Deno....