2024/02/05〜2024/02/11の最新情報

Deno v1.40.4 Deno v1.40.4がリリースされています。 Deno.FsFile.lock(Sync)/unlock(Sync) Deno.FsFileにlock(Sync)とunlock(Sync)メソッドが追加されています。 挙動については既存のDeno.flockなどと同様です。 ARM64ビルド ARM64向けのビルドがサポートされています。 これに合わせてdeno-arm64も非推奨化されているようです。 https://github.com/denoland/deno/pull/22298 https://github.com/LukeChannings/deno-arm64/commit/d7419ea6472b89f56fc9f3ea5c9d370fbf7794c2 Symbol.metadata Symbol.metadataが追加されています。 CLI DENO_AUTH_TOKENS環境変数でIPアドレスの指定がサポートされています。 v1.40.3でdeno jupyterが動かなくなっていた問題が修正されています。(#22231) deno testコマンドで../がうまく認識されない問題が修正されています。 --allow-sysに指定できる値としてcpus(--allow-sys=cpus)がサポートされていいます。node:osのcpus()などの使用を許可できます。 deno_std v0.215.0 deno_std v0.215.0がリリースされています。 破壊的変更 std/log/levels.ts LogLevels.WARNINGが削除されています。(LogLevels.WARNへの移行が推奨されます) std/path std/path/glob.tsが削除されています。下記への移行が推奨されます。 std/path/is_glob.ts std/path/glob_to_regexp.ts std/path/join_globs.ts std/path/normalize_glob.ts また、std/path/separator.tsも削除されています。(std/path/constants.tsへの移行が推奨されます) std/semver 以下のファイルが削除されています。 削除対象 移行先 std/semver/test_comparator.ts std/semver/test_range.ts std/semver/try_parse_comparator.ts std/semver/try_parse_range.ts std/semver/range_format.ts std/semver/format_range.ts std/semver/sort.ts Array#sort + std/semver/compare.ts 非推奨化 (std/semver) 以下のAPIが非推奨化されています。...

February 11, 2024

2024/01/29〜2024/02/04の最新情報

dax v0.38.0 dax v0.38.0がリリースされています。 サブシェルやリダイレクト、パイプなどのサポートが追加されています。 import { $ } from "https://deno.land/x/dax@0.38.0/mod.ts"; // サブシェル await $`(export VAR=123; echo $VAR) && echo $VAR`; // リダイレクト { const request = $.request( "https://raw.githubusercontent.com/denoland/deno_std/0.214.0/version.ts", ) .showProgress(); await $`cat - < ${request}`; const path = $.path("test.txt"); await $`echo foobar > ${path}`; } // パイプ { await $`cat deno.json | jq .imports`; const imports = await $`cat deno....

February 4, 2024

2023/07/31〜2023/08/06の最新情報

Deno v1.36 Deno v1.36がリリースされました。 以下に内容をまとめたため、よろしければそちらを参照いただければと思います。 Deno v1.36 deno_std v0.197.0 deno_std v0.197.0がリリースされました。 std/testing/snapshot.ts assertSnapshotに関して、以下の破壊的変更が実施されています。 Deno v1.33.2以降、長い文字列が改行されてスナップショットが作られていた問題への対応が入れられました。 タブ文字(\t)がエスケープされた状態でスナップショットが作られる問題が修正されました。 std/fs/walk.ts - includeSymlinksオプションが追加 includeSymlinks: true かつ followSymlinks: falseが指定された場合、walkはシンボリックリンクを未解決の状態で返却します。 このオプションのデフォルト値はtrueであるため、もしシンボリックリンクを含めたくない場合は、明示的にfalseを設定する必要があります。 for await (const entry of walk("./dir", { includeSymlinks: false })) { // ... } std/toml/parse.ts 以下のようなペアを持つTOMLを解析する際に、TypeErrorが発生する問題が解消されました。 floats = [0.1, 1.5] empty_obj = {} import { parse } from "https://deno.land/std@0.197.0/toml/parse.ts" const parsed = parse(`[section] floats = [0.1, 1.5] empty_obj = {}`); console....

August 6, 2023

2021/07/04〜2022/07/10の最新情報

Deno v1.23.3 Deno v1.23.3がリリースされました。 このリリースでは、deno testなどの引数にfile:形式でディレクトリを指定すると、エラーが発生する問題が修正されています。 # v1.23.2まではエラー $ deno test file:///home/foo/sample/tests また、Denoの内部で使用されているTypeScriptがv4.7.4へアップデートされています。 その他には、いくつかのパフォーマンスチューニングなどが実施されています。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.23.3 deno_std v0.147.0 deno_std v0.147.0がリリースされました。 dotenv dotenvモジュールで、変数の展開がサポートされました。 例えば、以下のような内容で.envファイルが定義されていたとします。 HOST=localhost URL=http://${HOST}:${PORT:-3000} このファイルをdotenvモジュールで読み込むと、以下のように評価されます。 { HOST: "localhost", URL: "http://localhost:3000" } その他には、stringify()関数が追加されています。 import { stringify } from "https://deno.land/std@0.147.0/dotenv/mod.ts"; stringify({ PORT: "3000", HOST: "localhost", LOG_LEVEL: "debug" }); // PORT=3000 // HOST=localhost // LOG_LEVEL=debug http oak_commonsのHTTPエラーとコンテントネゴシエーション用のモジュールがdeno_std/httpに取り込まれました。 http/negotiation import { accepts } from "https://deno.land/std@0.147.0/http/negotiation.ts"; const req = new Request("https://github....

July 10, 2022