2025/10/20〜2025/10/26の最新情報
Denoの直近のアップデート typescript-goのサポートがマージ (--unstable-tsgo) 以前に紹介した、deno checkコマンドでtypescript-goをサポートするPRがマージされています (#30920)。まだリリースはされていませんが、canary バージョンで動作を試すことが可能です。 deno checkを実行する際に--unstable-tsgoオプションを指定することで、まずdenoland/typescript-goが${DENO_DIR}/dlへダウンロードされます。 その後、--apiオプションを指定して起動されたtsgoとプロセス間で通信することによって型チェックが実行されているようです (microsoft/typescript-go/cmd/tsgo/main.go#L19-L20) $ deno check --unstable-tsgo mod.ts 詳細はdenoland/deno/docs/tsgo.mdにて解説されています。 deno.jsonでのminimumDependencyAgeのサポート 先週に紹介した、deno.jsonでのminimumDependencyAgeのサポートがマージされています (#31007) さらに、特定のパッケージを対象から除外できるよう、minimumDependencyAgeにおいてオブジェクト形式での設定がサポートされています: feat(unstable): ability to exclude packages from minimum dependency age constraint #31031 minimumDependencyAge.ageフィールドに猶予期間、minimumDependencyAge.excludeフィールドに適用対象から除外したいパッケージを指定できます。 { "minimumDependencyAge": { "age": "PT5H", "exclude": ["npm:preact"] } } deno auditコマンド 以前に紹介した、deno auditコマンドの実装がマージされています。 feat(unstable): add deno audit subcommand #30966 npmレジストリの Full Audit エンドポイント (/-/npm/v1/security/audits) を利用したパッケージの検査がサポートされています。 内部的には firewall-api.socket.dev を使用した検証の実装も含まれているようですが、現時点ではまだユーザーから利用するための手段は提供されていなさそうです。 ecosystem_compat_test 内部的な変更ではありますが、日次でnpm/ yarn/pnpmをDenoで実行し、互換性を検証する仕組みが導入されています:...