2026/10/26〜2026/11/01の最新情報

jsr CLI による deno publish/deno pack の再実装について まだマージされていませんが、deno publish および deno pack コマンドを jsr CLI によって再実装する PR が作成されています: feat(publish): run the jsr CLI for deno publish and deno pack (#37096) deno publish/deno pack の初回実行時に jsr CLI が自動でダウンロードされ、DENO_DIR にキャッシュされます。実際のパッケージの公開処理などは、Deno が jsr CLI を実行することで実現されるようです。

November 1, 2026

2026/10/19〜2026/10/25の最新情報

Deno v2.9.8 Deno v2.9.8 がリリースされています。 セキュリティ eMudhra におけるセキュリティインシデントに関する対策が実施されています (#37046) また、deno compile によって実行可能ファイルに埋め込まれていないローカルモジュールを import() もしくは Worker で読もうとした際に、意図せず --allow-read の要求が迂回されてしまう問題が修正されています (#36925) Deno is joining Cloudflare (part 3) 先週に引き続き、Deno の Cloudflare へのジョインに関してですが、現在、Deno をいずれかの財団へ移すことが検討されているようです。 Bartek 氏のコメント より引用: We are now working on getting Deno into a foundation, but there’s no news to share at this point. まだ詳細については不明な状況ですが、今後、動きがあるかもしれません。

October 25, 2026

2026/10/12〜2026/10/18の最新情報

Deno is joining Cloudflare (part 2) 先週に引き続き、Deno の Cloudflare へのジョインに関して新しい情報が公開されています。 The state of Deno after the Cloudflare announcement denoland/deno リポジトリの Issue で改めて今後の方針についてアナウンスされています: The state of Deno after the Cloudflare announcement (#37030) 2.9 LTS バージョンについては、2027/10 まで毎月リリースされる予定とのことです。脆弱性への対応も引き続き実施予定とのことです。 ただし、バグ修正に関する PR はマージされるものの、新機能の追加に関する PR については今後はマージされることはないとのことです。 Supabase Supabase からもアナウンスが行なわれています: https://x.com/supabase/status/2109630227085168640 Edge Functions は現在は Deno Deploy をベースとしているわけではないとのことです。そのため、Deno Deploy の終了による影響を直ちに受けるわけではなさそうです。 また、現在開発中の Compute においては、Deno に加えて Node.js と Bun もサポートが予定されているようです。 Deno Goes the Way of the Dinosaur Socket....

October 18, 2026

2026/10/05〜2026/10/11の最新情報

Deno is joining Cloudflare Deno が Cloudflare にジョインすることが発表されました: https://deno.com/blog/cloudflare https://blog.cloudflare.com/deno-joins-cloudflare/ それぞれのブログによると、今後、Denoチームにおいては celld と workerd の統合が進められ、workerd をセルフホスト可能なランタイムへと改善していくことが進められていくようです。 Deno の今後については、公式ブログでは以下のように発表されています: 今後1年間は Deno のサポートが継続される予定 (その後、Deno の開発は終了予定。ただし、引き続きオープンソースとして公開され続けはするようです) Deno Deploy は6ヶ月後にサービス終了予定 (有料顧客には Cloudflare Workers へのマイグレーションサポートを提供予定とのことです) JSR は維持されるものの、インフラは Cloudflare へ移行されるようです。 rusty_v8 の開発は継続され、workerd への統合が検討されているようです。 この発表を受けて、Deno 及び deno_std のリポジトリで今後について議論する issue が作成されています: https://github.com/denoland/deno/issues/36998 https://github.com/denoland/std/issues/7355

October 11, 2026

2026/09/14〜2026/09/20の最新情報

Deno v2.9.7 Deno v2.9.7がリリースされています。 セキュリティ関連の修正やパフx−マンス改善、Deno v2.9.5やDeno v2.9.6におけるリグレッションの修正が行われています。 セキュリティ Deno.DatagramConn#joinMulticastV4()及びDeno.DatagramConn#joinMulticastV6()のaddress引数で指定されたホストに対して--allow-netパーミッションが要求されるように挙動が変更されています (#36529) また、Deno v2.9.5から--allow-sys=inspectorが指定できなくなっていた問題が修正されています (#36753) deno desktop Deno v2.9.6から閉じるボタンによってウィンドウを閉じられなくなっていた問題などが修正されています (#36718) パフォーマンス改善 node:buffer Buffer#toString()やBuffer.from()でencodingに"hex"が指定された際に、Uint8Array#toHex()やUint8Array#setFromHex()を使用することによるパフォーマンス改善が図られています (#36531) Cliffy v1.3.0 Cliffy v1.3.0がリリースされています。 Cliffy 1.3.0: lazy sub commands, @cliffy/upgrade, and env options - Cliffy Blog @cliffy/upgradeパッケージが追加されています。今後はUpgradeCommandコマンド向けの各種プロパイダーは@cliffy/upgradeパッケージから読み込むことが推奨されています。また、UpgradeCommandにおいてdeno compileなどによって実行可能ファイルとして配布されたアプリケーションのアップグレードがサポートされています。 その他にも、サブコマンドの実装の遅延読み込みやCommand#option()へのenvオプションの追加などが行われています。

September 20, 2026

2026/09/07〜2026/09/13の最新情報

celldについて 今週は特にDenoのアップデートや大きな変更などはなさそうなため、celldについて紹介します。 celldが公開されたのは少し前のタイミングですが、Deno Land Inc.によって公開・開発されているセルフホスト可能なCloudflare Workers/Durable Objects互換のサーバーです。 ここ最近はこのcelldなどの開発に注力されている関係で、Deno本体の開発は若干、ペースが落ちているように見えますが、celldについてはかなり力を入れて開発が進められているように見えます。 このcelldが将来的にDenoやDeno Deployなどに関わってくるのかどうかはまだわかりませんが、Ryan Dahl氏の投稿によると、今後、商用での展開なども検討されているようです。

September 13, 2026

2026/08/24〜2026/08/30の最新情報

Deno v2.9.6 Deno v2.9.6がリリースされています。 deno desktop navigator.clipboard deno desktop限定でnavigator.clipboard APIが実装されています (#35750)。現時点ではreadText()とwriteText()メソッドのみがサポートされています。 Deno.MenuItem メニュー項目におけるチェックマーク・アイコン・ツールチップの表示がサポートされています (#36649)。Deno.MenuItemに追加された以下の3つのプロパティーにより設定可能です。 checked icon tooltip deno.json パッケージ作成時にdeno.jsonのversion及びlicenseの設定値が反映されるように改善されています (#36577) セキュリティ --deny-import --deny-importがDNSによって名前解決されたホスト名もチェックするように改善されています (#36486) fetch() ALL_PROXYなどによってプロキシが有効化され かつ UNIXドメインソケットなどのトランスポートが指定されている際に、該当プロキシに対する--allow-read及び--allow-writeパーミッションのチェックが実行されるように挙動が変更されています (#36217) node:inspector open()が--allow-sys=inspectorも要求するように挙動が変更されています (#36465) Deno.open() 意図せず--allow-readパーミッションが要求されないケースがあった問題が修正されています (#36497)

August 30, 2026

2026/08/17〜2026/08/23の最新情報

Denoの直近の開発について // deno-doc-ignoreコメント まだリリースはされていませんが、特定のコードに対するdeno doc --lintによる報告の無効化がサポートされています。 feat: support // deno-doc-ignore lint directives (denoland/deno_doc#829) // deno-doc-ignoreコメントを記述すると、その次のコードに対するdeno doc --lintによる違反の報告が無効化されます。// deno-lint-ignoreと同様に、無視する違反種別の指定やコメントの記述などもサポートされています。 // deno-doc-ignore missing-explicit-type missing-jsdoc -- TODO: Write a JSDoc comment. export const foo = 123; また、// deno-doc-ignore-fileによってファイル全体に対する違反報告の無効化もサポートされています。 deno desktop - メニュー項目におけるチェックマーク/アイコン/ツールチップのサポート まだマージはされていませんが、deno desktopのメニュー項目においてチェックマークやアイコン、ツールチップの表示をサポートする対応が行われています。 feat(desktop): support checked, icon, and tooltip on menu items (#36649) Deno.MenuItemに以下の3つのプロパティーが追加されています。 checked icon tooltip denext denext というNext.js互換なWebフレームワークが公開されています。 https://github.com/Brainwires/denext App Routerやファイルシステムベースルーティングなどの各種機能に加え、deno lintプラグインなどが提供されているようです。...

August 23, 2026

2026/08/03〜2026/08/09の最新情報

Deno v2.9.5 Deno v2.9.5がリリースされています。 QuickJSバックエンド QuickJSバックエンドの実験的実装が追加されています (#36194) deno compile及びdeno desktopコマンドに--engineオプションが追加されており、--engine=quickjsを指定すると、DenoがQuickJSランタイムを自動でダウンロードした上で、そのQuickJSランタイムをベースに実行可能ファイルを生成してくれます。 $ deno compile --engine quickjs main.js 公式ドキュメントも公開されています。 docs: document deno compile –engine quickjs (denoland/docs#3439) deno add --unscopedオプションが追加されています (#36319)。スコープ付きパッケージをインストールする際にこのオプションを指定すると、deno.jsonにはスコープを取り除いた状態でそのパッケージに関するマッピングが追加されます。 $ deno add --unscoped jsr:@david/dax $ cat deno.json | jq .imports.dax "jsr:@david/dax@^0.49.0" deno task --membersオプションが追加されています (#35748)。ワークスペースの各メンバーにおける指定したタスクを一括で実行することができます。--recursiveや--filterオプションとの違いとして、ワークスペースルートのタスクの実行はスキップされます。 deno fmt deno fmt -においてXMLとSVGのフォーマットがサポートされています (#36149)。--extオプションにxmlまたはsvgを指定できます。 $ cat file.xml | deno fmt --ext=xml - Web API textStream() Response#textStream()/Request#textStream()/Blob#textStream()が実装されています (#35616) const stream = (await fetch(import.meta.url)).textStream(); assert(stream instanceof ReadableStream); let content = ""; for await (const x of stream) { assert(typeof x === "string"); content += x; } console....

August 9, 2026

2026/07/20〜2026/07/26の最新情報

Deno v2.9.4 Deno v2.9.4がリリースされています。 deno desktop React Routerが検出され かつ --hmrが指定された際に、React Routerのdevサーバーが起動されるように改善されています(#35900) deno add --minimum-dependency-age deno add/deno removeコマンドで--minimum-dependency-ageオプションがサポートされています (#36099)。 必要に応じて--minimum-dependency-age=0を指定することで、deno.jsonのminimumDependencyAgeを一時的に無効化できるようにするなどことが目的のようです。 Web Cache API データの保存先が変更 Web Cache APIにおいて、localStorageなどと同様に$DENO_DIR/location_dataディレクトリを使用するように変更されています (#36145)。$DENO_DIR/location_data/web_cache配下にデータが保存されます。 Node.js互換性の改善 node:worker_threads Deno v2.9で実装されたWeb Locks APIをベースにworker_threads.locksが実装されています (#35963) node:crypto createCipheriv()及びcreateDecipheriv()でchacha20がサポートされています (#36016) node:buffer Buffer#indexOf(), Buffer#lastIndexOf(), 及びBuffer#includes()のend引数がサポートされています (#35872) セキュリティ deno x deno xコマンドで--minimum-dependency-age=0オプション及びdeno.jsonのminimumDependencyAgeがサポートされています (#36025) Deno.umask() Deno.umask()及び process.umask() (node:process) が--allow-sys=umaskを要求するように挙動が変更されています (#36222) Deno.UnsafeWindowSurface Deno.UnsafeWindowSurfaceの作成時に--allow-ffiパーミッションが要求されるように挙動が変更されています (#36080) V8 Deno内部のV8が14.9から15.0へアップデートされています (#36098, https://github.com/denoland/rusty_v8/compare/v149.4.0…v150.2.0) QuickJS バックエンド 現時点ではまだマージされていませんが、QuickJS (正確にはQuickJS-ngというフォーク版が使用されるようです) をDenoのバックエンドとして利用できるようにする対応が試みられているようです: feat: add experimental QuickJS backend #36194 feat: deno on quickjs-ng engine #35849 いずれのPRにおいてもv8xをベースに実装されており、Deno本体のビルド時にV8またはQuickJSのいずれかを切り替えることができるようです。...

July 26, 2026