2021/08/15〜2022/08/21の最新情報
Denoの今後の計画について Deno公式からBig Changes Ahead for Denoという、Denoの今後の計画などに関する記事が公開されました。 今のところ、以下の点などに注力されていく予定のようです。 Node.jsとの互換性の向上 パフォーマンスの向上 エンタープライズユーザへのサポートの強化 開発体験の向上 これらに関連すると思われる直近での変更について簡単にまとめてみます。 npm:URLのサポート 現在、npm:URLによるnpmパッケージのimportに関する開発が行われています。 feat(unstable): initial support for npm specifiers (#15484) 例えば、以下のようにして、npmパッケージをimportすることができるようです。 import express from "npm:express@5"; import { expect } from "npm:chai@4.2"; この機能には、大まかに以下のような特徴があります。 デフォルトでnpmパッケージはnpmの公式レジストリからダウンロードされ、DENO_DIRにキャッシュされます。 Node.js互換モード(--compat)とは異なり、npm:URLで読み込まれたモジュール内のみにNode.jsのグローバルAPI(process/global/Bufferなど)が注入されます。 Node.js互換モード(--compat)とは異なり、現時点では--unstableなしで使用できる想定のようです。 型チェック, LSPのサポート, エントリポイントでのnpm:URLの指定(例: deno run npm:mkdirp path/to/dir)などの機能はまだ入っておらず、今後追加されていく予定のようです。 この機能はおそらく、次のv1.25でリリースされるのではないかと思われます。 新しいHTTPサーバ (Flash) HTTPサーバの高速化を目的に、Deno本体でFlashという新しいHTTPサーバが開発されています。 feat(ext/flash): An optimized http/1.1 server (#15405) feat(unstable): change Deno.serve() API (#15498)...