2021/12/06〜2021/12/12の最新情報
Deno.spawnDenoを追加する提案 以下のissueでDeno.spawnDenoというAPIの追加が提案されています https://github.com/denoland/deno/issues/13041 背景として、まずdenoland/deno#11016でDeno.runとは異なる新しいサブプロセスAPIが提案されました。 このissueをベースに以下のようなAPIを追加するPRが作成されていますが、まだマージはされていないようです。 // 高レベルAPI const cmd = Deno.Command(executable, { args }); const status = await cmd.status(); // 低レベルAPI const cmd = Deno.Command(executable, { args }); const child = cmd.spawn({ stdin: "piped" }); const writer = child.writer.getWriter(); await writer.write(buffer); この変更は今のところv1.17のマイルストーンに入っているため、次のリリースに含まれる可能性がありそうです。 そして、今回提案されているDeno.spawnDenoは、Node.jsにおけるchild_process.forkに相当する機能のようで、上記のAPIをベースにサンドボックス化されたDenoのサブプロセスを起動する機能のようです。 起動する際にWorkerのdeno.permissionsと同様にパーミッションなどの指定をサポートすることが想定されています。 またこの提案に合わせて --no-permission-requestオプションの追加も提案されています。 このオプションが指定された際はDeno.permissions.requestを無効化し、Deno.spawnDeno経由で起動されたプロセスがパーミッションのエスカレーションをできないようにすることを目的としているようです。 https://github.com/denoland/deno/issues/13041 サブステップAPIの安定化について Deno v1.15で導入されたサブステップAPIの安定化が提案されています。 Deno v1.18での安定化が検討されているようです。 Deno.test("nested test case", async (t) => { const success = await t.step("step 1", async (t) => { const success = await t....