2025/03/17〜2025/03/23の最新情報
Deno v2.2.5 Deno v2.2.5がリリースされています。 npmパッケージに対するパッチが実験的にサポート ⚠️Deno v2.3がリリースされるまでは、この機能の利用には"unstable": ["npm-patch"]の指定が必要なようです。今後、破壊的変更が加わる可能性もありそうです。 deno.jsonのpatchフィールドによるnpmパッケージへのパッチがサポートされています (#28512) この機能を利用するためにはnode_modulesが必要なため"nodeModulesDir": "manual"や"nodeModulesDir": "auto"などとの併用が必要なようです。 使い方はjsrパッケージにおけるパッチと同様で、patchフィールドにpackage.jsonを持つディレクトリへのパスを指定することで、該当のpackage.jsonの"name"フィールドの値に一致するパッケージがpatchフィールドで指定されたディレクトリの内容へ置き換えられます: { "nodeModulesDir": "auto", "patch": ["./path/to/patched-npm-package"], "unstable": ["npm-patch"] } このnpmパッケージのパッチ機能はnodeModulesDirの設定値によって振る舞いが若干変わるようです: nodeModulesDir 振る舞い "manual" パッチの内容を変更するたびにdeno installの実行が要求されるようです "auto" スクリプト実行のたびにnode_modulesが作り直されるため、起動時間が少し伸びるようです OpenTelemetry Span Eventsのサポート Span Eventsの基本的なサポートが実施されています (#28552) これによって、Span#addEventが利用できるようです。 意図せぬTypeErrorの修正 OpenTelemetryサポートを利用する際にTypeErrorが発生することがある問題が修正されています (#28538) Node.js互換性の改善 node:sqlite Denoのパーミッションシステムとの兼ね合いを考慮して、ATTACH DATABASEの使用が無効化されました (#28513) また、StatementSync#runから返却されるchangesフィールドに誤った値が設定される問題が修正されています (#28506) node:util getCallSites()が実装されています (#28546) その他 Deno本体のV8が135へアップデートされています (#28562) また、Error.stackTraceLimitの型定義が追加されています (#28539)...