2024/06/24〜2024/06/30の最新情報

deno_stdのリリース deno_stdがリリースされています。 @std/media-types@1.0.0 @std/media-types@1.0.0がリリースされました。 このリリースに合わせて、extensionsByType()(@std/media_types/extensions_by_type)がallExtensions()(@std/media_types/all_extensions)にリネームされています。extension()の命名と合わせることが目的のようです。 @std/http@1.0.0-rc.1 @std/http@1.0.0-rc.1がリリースされています。 @std/http/serverの削除 非推奨化されていた@std/http/serverが削除されています。Deno.serve()への移行が推奨されます。 @std/http/unstable_signed_cookieのリネーム @std/http/unstable_signed_cookieが@std/http/signed_cookieにリネームされています。ただし、@std/http/signed_cookieから提供されるAPIは引き続き実験的APIとして扱われるようです。 また、verifyCookie()がverifySignedCookie()へリネームされています。 @std/http/cookie getCookies()またはsetCookie()でthrowされるエラーがSyntaxErrorに統一されました (今まではErrorまたはTypeErrorのどちらかがthrowされていました) @std/http/file_server Deno.serve()に合わせてファイルサーバーのデフォルトの起動ポートが4507から8000に変更されています。 @std/testing@1.0.0-rc.1 @std/testing@1.0.0-rc.1がリリースされています。 @std/testing/assertsの削除 非推奨化されていた@std/testing/assertsが削除されました。@std/assertで同様の機能が提供されているので、そちらへの移行が推奨されます。 @std/testing/time 複数のFakeTimeを同時に作成できないように挙動が変更されています。 また、newなしでDate()を呼んだ際にスタブが適用されない問題が修正されています。 @std/testing/mock spy()にclassを渡した際に、そのclassのconstructorがthrowしたエラーがきちんと追跡されるように振る舞いが改善されました。 @std/jsonc@1.0.0-rc.1 @std/jsonc@1.0.0-rc.1がリリースされました。 @std/jsonc/parse ParseOptionsとParseOptions.allowTrailingCommaが削除されています。今まではallowTrailingCommaにfalseを指定することで、配列などの最後の要素の後のカンマの指定を禁止することができましたが、有効なユースケースが少ないと判断され削除されました。 @std/yaml@0.224.3 @std/yaml@0.224.3がリリースされました。 parse()とstringify()のschemaオプションで文字列の指定がサポートされています。 schemaオプションに指定できる有効な文字列は以下のいずれかです。 "core" (CORE_SCHEMAを指定した場合と同様の振る舞いをします) "default" (DEFAULT_SCHEMAを指定した場合と同様の振る舞いをします) "failsafe" (FAILSAFE_SCHEMAを指定した場合と同様の振る舞いをします) "json" (JSON_SCHEMAを指定した場合と同様の振る舞いをします) "extended" (EXTENDED_SCHEMAを指定した場合と同様の振る舞いをします) deno_stdext deno_stdextというdeno_stdへの拡張パッケージが公開されています。現時点では以下のパッケージが公開されているようです。 @stdext/crypto @stdext/encoding @stdext/http また、deno-sqlxのリポジトリで開発されていたSQLドライバー向けの共通インターフェースはdeno_stdextに取り込まれることが検討されているようです。 feat(sql): add sql standard interfaces (halvardssm/deno_stdext#5) まだこのPRはマージはされていませんが、以下のパッケージの追加が検討されているようです。 @stdext/sql @stdext/collections deno_mysqlにおけるdeno-sqlxへの対応について 先週紹介したdeno_mysqlにおけるdeno-sqlxへの対応はリバートされたようです。 Revert “Implement SQLx interface” (denodrivers/mysql#169)...

June 30, 2024

2024/06/17〜2024/06/23の最新情報

History of WebGPU in Deno (Web Engines Hackfest ‘24) Web Engines Hackfest 2024でのcrowlKats氏の発表内容が公開されています。 動画 スライド DenoにおけるWebGPU APIの実装やWebGPU APIが一時的に削除された背景、WebGPU APIに関する今後の計画などについて解説されています。今後、OffscreenCanvasなどの実装も検討されているようです feat(ext/canvas): OffscreenCanvas (#23773) Deno v1.44.3 Deno v1.44.3がリリースされています。 deno lsp ワークスペース直下以外の各ディレクトリに存在するdeno.jsonが認識されるように改善されています。 feat(lsp): multi deno.json resolver scopes (#24206) この改善によって、例えば、以下のような構成のプロジェクトにおいて、各deno.jsonがdeno lspによって認識されるようです。 ./frontend/deno.json ./backend/deno.json ./backend/sub_dir/deno.json 上記のPRによると、各deno.jsonごとに型チェックの振る舞いや設定などを分離できるようにすることなども今後、検討されているようです。 Node.js互換性の改善 node:net: BlockListとSocketAddressが追加されています。 node:http: Server#closeでGraceful shutdownが行われるように改善されています。 node:diagnostics_channel: dd-traceのサポート向けにNode.jsとの互換性が改善されています。 AbortSignal AbortSignal.timeoutのリソースリークが修正されています。 Deno v1.44.4 Deno v1.44.4がリリースされています。 Deno.addSignalListener Deno.addSignalListenerで'SIGPOLL'と'SIGUNUSED'がサポートされています。 node:fs DirentにparentPathとpathプロパティが追加されています。 deno_stdのリリース deno_stdがリリースされています。...

June 23, 2024

2021/02/15〜2021/02/21の最新情報

Deno本体の最新情報 Deno v1.7.5がリリース Deno v1.7.5がリリースされました。 このリリースではバグ修正などを中心に実施されています。 変更点: btoa()関数とEventクラスがWPTにパスするように修正され、Web標準との互換性が増しました。 deno lspでデータURLが適切に扱われない問題などが修正されました。 Dynamic importsで発生した例外をcatchできるようになりました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.7.5 deno_std v0.88.0がリリース deno_std v0.88.0がリリースされました。 変更点: std/encoding/utf8モジュールが削除されました。 std/testing/asserts: assertEquals()などの関数で、シンボルが適切に取り扱われない問題が修正されました。 std/node: url及びcryptoモジュールをrequire()で読み込めるようになりました。 std/node: ttyモジュールが部分的に実装されました。 std/node: Conditional exportsが実装されました。 https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.88.0 https://github.com/denoland/deno_std/compare/0.87.0...0.88.0 vscode_deno v3.0.0がリリース vscode_deno v3.0.0がリリースされました。 このリリースにおける主要な変更点として、Canaryバージョン同様、deno lspを使用するように変更されています。 サードパーティモジュールの最新情報 deno_mysql v2.8.0がリリース deno_mysql v2.8.0がリリースされました。 変更点: MariaDB v10.0のサポートが追加されました。 MySQLのTINYINT型がJavaScriptのBoolean型へ変換されないように修正されました。 caching_sha2_password認証プラグインがサポートされました。 configLogger()が実装され、ロギングの挙動をカスタマイズできるようになりました。 https://github.com/denodrivers/mysql/releases/tag/v2.8.0 Sinco v1.1.0がリリース Since v1.1.0がリリースされました。 SincoはDenoで実装されたブラウザのオートメーション・テスティングライブラリです。 変更点: HeadlessBrowser#evaluatePage()が実装され、現在のページ内での関数や式の実行がサポートされました。 Dockerコンテナ内での実行がサポートされました。 https://github....

February 21, 2021