2025/10/06〜2025/10/12の最新情報
Deno v2.5.4 Deno v2.5.4がリリースされています。 deno update deno updateでバージョンレンジとして~が指定されたパッケージを更新した際に、更新後にも~が維持されるよう改善されています (#30946) Node.js互換性の改善 node:fs WindowsにおいてStatsオブジェクトのino/nlink/blocksの3つのプロパティーが設定されるよう改善されています (#30866)。Deno.FileInfoにも同様の改善が実施されています。 また、cp()におけるoptions引数のサポート (#30502) やrealpath()におけるencodingオプションのサポート (#30885) も実施されています。 node:crypto X509CertificateのvalidFromDate及びvalidToDateプロパティーが実装されています (#30882) node:zlib 入力が巨大な場合に gunzip() がスタックオーバーフローを起こす問題が修正されています (#30865) その他の改善 JSXプラグマコメントに関するバグの修正 @jsxRuntimeにclassicやautomatic以外の値が設定されている場合や@jsxFrag nullが指定された際などにプロセスがパニックする問題が修正されています (#30935) --tunnelオプションについて 細かな内容ですが、deno runなどの--helpに--tunnelオプション (--connected) の情報が表示されるよう変更されています (#30940)。ローカルから Deno Deploy へセキュアな接続を確立するための機能のようです。 deno_stdのリリース deno_stdのリリースが行われています (release-2025.10.07, release-2025.10.07a) @std/assert@1.0.15 @std/assert@1.0.15がリリースされています。 @std/assert/unstable-equalsと@std/assert/unstable-strict-equalsが追加されています。通常の@std/assert/equals及び@std/assert/strict-equalsとの違いとして、任意でDIFF_CONTEXT_LENGTH環境変数に行数を指定することで、エラーメッセージ中のdiffの省略表示を有効化することが可能です (#6835) また、@std/assert/equalでArrayBufferの比較がサポートされています。assertEquals()などのAPIにも適用されます (#6821) @std/async@1.0.15 @std/async@1.0.15がリリースされています。 @std/async/unstable-throttleにensureLastCallオプションが追加されています。trueを指定すると、タイムフレーム中に複数回throttleされた関数が呼ばれた際に、最後の呼び出しが実行されることが保証されます (#6800) また、@std/async/unstable-wait-forでpredicateにPromiseを返す関数が渡された場合、常にtrueであるとみなされる問題が修正されています (#6839) @std/html@1.0.5 @std/html@1.0.5がリリースされています。 新規APIとしてescapeCss() (@std/html/unstable-escape-css) とescapeJs() (@std/html/unstable-escape-js) が追加されています。escapeCss()はCSS.escape()と同様のロジックで文字列をエスケープし、escapeJs()は<script>タグの中に安全に埋め込めるようにオブジェクトや文字列をエスケープしてくれます (#6782) @std/testing@1.0.16 @std/testing@1.0.16がリリースされています。 @std/testing/unstable-bddで下記APIが追加されています (#6712) describe.todo() it....