2021/03/22〜2021/03/28の最新情報

Deno本体の最新情報 Deno v1.8.2がリリース Deno v1.8.2がリリースされました。 このリリースでは、バグ修正などを中心に実施されています。 変更点: Deno.createHttpClientを使用した際に、User-Agentヘッダが設定されない問題が修正された deno fmtでmarkdownファイルのスペースなどが適切にフォーマットされない問題が修正された deno lspでエディタ以外でファイルが編集されていると、“The current snapshot version is missing.“エラーが発生する問題が修正された deno lspでファイルの診断(diagnostics)が固有のスレッドで実行されるようになった https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.8.2 deno_std v0.91.0がリリース deno_std v0.91.0がリリースされました。 主な変更点: encoding/yaml: EXTENDED_SCHEMAが追加され、Yamlファイル内でJSの関数や正規表現などを使用できるようになった io/streams: readerFromIterable()が追加された node/fs: utimes/utimesSyncが実装された など https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.91.0 status.deno.landが公開された status.deno.landが公開されました。 このサイトでは、Denoのモジュールレジストリなどの運用状況を確認することができます。 https://status.deno.land サードパーティモジュールなどの最新情報 swdev - Service WorkerベースのNo bundleビルドツール swdevという、Service WorkerベースのNo bundleビルドツールが公開されました。 以下のようが機能が提供されているようです: Service Workerを利用したTypeScriptやSvelteファイルの変換 Deno.watchFs()ベースのCache Busting Rollupベースのプロダクションビルド https://github.com/mizchi/swdev deno-sqlite v2.4.0がリリース deno-sqlite v2.4.0がリリースされました。 このリリースでは、以下のような変更が加わっています: SQLiteのv3.35.0への更新 DB....

March 28, 2021

2021/03/08〜2021/03/14の最新情報

Deno本体の最新情報 Deno v1.8.1のリリース Deno v1.8.1がリリースされました。このリリースでは、バグの修正を中心に実施されています。 主な変更点: importsNotUsedAsValuesオプションがswcに渡されるようになりました。 Windows上でdeno compileを実行すると、ターゲットに関わらず常に.exeが拡張子として付与される問題が修正されました。 Worker内でトップレベルawaitが使用されていると、ブロックが発生する問題が修正されました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.8.1 deno_std v0.90.0のリリース deno_std v0.90.0がリリースされました。 変更点: node: moduleモジュールをrequireで読み込めるようになりました。 node: Node.jsで書かれたスクリプトを実行するためのCLIツールが実装されました。(node/cli.ts) node: assertモジュールの互換性が向上しました。 http: v0.88.0で発生したパフォーマンスに関する問題が修正されました。 https://github.com/denoland/deno_std/commit/3f9714bf05a75303355fddd22cad9794be50e47d サードパーティモジュールなどの最新情報 nano nanoは軽量のJSXライブラリです。以下のような機能をサポートしています: SSRをサポート(DenoとNode.jsの両方で動作します) 組み込みのRouterやStoreなどを提供 コンポーネントのpre-fetch https://github.com/nanojsx/nano depsbot モジュールなどの依存関係の更新状態をチェックをしてくれるGitHub actionです。 npmにも公開されており、コマンドラインから直接実行することもできます。 https://github.com/denosaurs/depsbot wizard wizardというBDDスタイルのAPIを提供するテストライブラリが公開されました。 まだ開発が開始したばかりではありますが、Deno.test()をベースにしているため、各種サニタイザやDenoのCLIをそのまま利用することができます。 https://github.com/deno-libs/wizard deno-redis v0.20.0 deno-redis v0.20.0がリリースされました。 変更点: CLIENT PAUSEコマンドでMODEを指定できるようになりました 以下のコマンドがサポートされました: CLIENT UNBLOCK CLIENT UNPAUSE CLIENT INFO CLIENT TRACKINGINFO CLIENT LIST https://github....

March 14, 2021

2021/03/01〜2021/03/07の最新情報

Deno本体の最新情報 Deno v1.8.0がリリースされました Deno v1.8.0がリリースされました。 magurotunaさんによるDeno v1.8.0のまとめが公開されていますので、よろしければそちらも参照ください。 主な変更点: WebGPUがサポートされました(experimental) ICUサポートが追加されました。 テストカバレッジの収集と集計が個別のコマンドに分離されました(収集はdeno test --coverage、集計はdeno coverageコマンドで行います) lcov形式でのカバレッジの集計がサポートされました。 Import maps/Deno.permissions/Deno.link/Deno.symlink/deno lspが安定化されました(--unstableオプションが不要になった) リモートモジュールをダウンロードする際に、Authorizationヘッダにトークンを設定できるようになりました(DENO_AUTH_TOKENS) テストコード中でDeno.exit()の呼び出しがチェックされるようになりました(exitサニタイザ) Deno.metrics()で収集できる情報がより詳細化されました(--unstableを付与したときのみ) deno fmtでJSONファイルのフォーマットがサポートされました。 Deno.emitでIIFE形式の出力サポートされました。 TypeScriptが4.2にアップグレードされました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.8.0 https://zenn.dev/magurotuna/articles/deno-release-note-1-8-0 deno_std v0.89.0がリリース Deno v1.8.0のリリースに合わせ、deno_stdのv0.89.0がリリースされました。 std/nodeへの機能追加などに加え、std/io/streamsモジュールに破壊的変更が加わっています。 主な変更点: io/streams: readableStreamFromAsyncIterator()が削除され、代わりにreadableStreamFromIterable()が追加されました。 node: constantsモジュールが追加されました。 node/crypto: createHash()関数が実装されました。 node: process.hrtime()が実装されました。 node/fs: truncate/truncateSyncが実装されました。 node/util: callbackify/promisify/typesが公開されました。 node/events: require('events').EventEmitterがundefinedになる問題が修正されました。 node: requireでshebangの書かれたJSファイルを読めるようになりました。 node: process.argvがProxyから配列へ変更されました。 https://github.com/denoland/deno_std/pull/780 サードパーティモジュールなどの最新情報 ts_morphがDenoをサポート ts_morphにDenoのサポートが追加されました。 ts_morphはTypeScriptのコンパイラAPIのラッパライブラリです。 https://github.com/dsherret/ts-morph/releases/tag/10.0.1 https://deno.land/x/ts_morph@10.0.1 vnoがVue 3をサポート vnoにVue 3のサポートが追加されました。...

March 7, 2021

2021/02/01〜2021/02/07の最新情報

Deno本体の最新情報 Deno v1.7.2がリリース Deno v1.7.2がリリースされました。これに合わせて、deno_std v0.86.0もリリースされています。 主な変更点: deno lspでtextDocument/codeLens及びtextDocument/codeActionが実装された WPTにパスするよう、File及びBlobの実装がリライトされた https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.7.2 https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.86.0 deno_stdのリポジトリがdeno本体のリポジトリから分離された Denoには標準モジュールとしてdeno_stdが存在します。 今まで、このdeno_stdの開発は、deno本体と同じリポジトリ内(denoland/deno)で行われていました。 この度、deno_stdが個別のリポジトリへと分離されました。 これにより、deno_stdの開発時にRustのセットアップが必要なくなるため、deno_stdへのコントリビューションが行いやすくなるのではないかと思われます。 https://github.com/denoland/deno_std サードパーティモジュールの最新情報 emacs-ng emacs-ngはEmacsのフォークです。 以下のような機能を備えているようです: Denoを組み込むことで、Emacs内でJavaScript/TypeScriptコードの実行を可能とする MozillaのWebRenderをサポート https://github.com/emacs-ng/emacs-ng deno-postgres v0.7.0がリリースされた deno-postgres v0.7.0がリリースされました。 v0.6.0までは、deno-postgresがサポートしていないデータ型を利用しようとすると、例外が発生しました。 このリリースにおいて、現時点でdeno-postgresでサポートされていない全てのデータ型が、JavaScriptのStringとして返却されるように挙動が変更されました。 将来的には、ライブラリの利用者が各データ型のハンドリング方法を制御できるようにするために、カスタムのハンドラを登録できるようにすることも検討されているようです。 https://github.com/denodrivers/postgres/issues/239 https://github.com/denodrivers/postgres/releases/tag/v0.7.0 Trex v1.5.0がリリースされた TrexはDenoのパッケージマネージャです。 このリリースではtrex lsコマンドが実装され、インストールされた依存パッケージの一覧を表示できるようになりました。 https://github.com/crewdevio/Trex/releases/tag/v1.5.0 Deno Module Visualizer Deno Module Visualizerが公開されました。 Deno Module Visualizerは、あるモジュールとその依存関係をGraphvizを使って可視化してくれます。 使用例: deno-postgres v0.7.0 deno-redis v0.17.0 https://deno-visualizer.danopia.net/

February 7, 2021