2023/05/15〜2023/05/21の最新情報

Deno v1.33.4 Deno v1.33.4がリリースされました。 Node.js互換性の改善 組み込みモジュールの改善 node:crypto: getDiffieHellman/createDiffieHellmanが実装されました。 node:url: formatにURLオブジェクトを渡した際に、適切にフォーマットが行われなかった問題が修正されました。 node:child_process: spawnのstdioオプションにStreamを渡せるようになりました。 これによりnpm-run-all が動くようになったようです。 Node-API napi_add_finalizerが実装されました。 BigInt関連のAPIの互換性が改善されています。 npm optionalDependenciesのサポートが改善されています。 Deno KV Deno.Kv.close()の戻り値の型定義がPromise<void>からvoidへ変更されました。(実装は修正されていませんが、TypeScriptの型定義に誤りがあったようです) Deno.serve()のバグ修正 リクエストがキャンセルされると、Denoがパニックすることがある問題が修正されました。 Web API BroadcastChannelの型定義がlib.deno.unstable.d.tsへ移動されました。 unstable APIであるにも関わらず、--unstableなしでも型定義を参照できてしまう問題があったようです。 WebSocketで短い時間内で多くのメッセージを送信すると、いくつかのメッセージが失われることがある問題が修正されました。 fetch()でIPアドレスを指定してHTTPSリクエストを送信する(例: https://1.1.1.1/)とエラーが発生する問題が解消されました。 deno_std v0.188.0 deno_std v0.188.0がリリースされました。 std/flags collectとdefaultを併用した際に、オプションにネストされた配列が設定される問題が修正されました。 import { parse } from "https://deno.land/std@0.188.0/flags/mod.ts"; const options = parse([], { collect: ["values"], default: { values: ["foo", "bar"], }, }); console....

May 21, 2023

2023/05/08〜2023/05/14の最新情報

Deno v1.33.3 Deno v1.33.3がリリースされました。 deno compileでnpmパッケージがサポート deno compileでnpm:やnode:URLに依存したアプリケーションの実行可能ファイルの生成がサポートされました。 利用する際は、現時点では--unstableの指定が必要です。 import chalk from "npm:chalk@5.2.0"; console.log(chalk.green.bold("Hello")); $ deno compile --unstable --output=example main.js $ ./example また、deno compileによるコンパイル対象として、直接npmパッケージを指定することもできるようです。 $ deno compile --unstable --output=cowsay npm:cowsay@1.5.0 $ ./cowsay hello Deno.serve() レスポンスの自動的な圧縮が実装されました。 現時点ではgzipのみがサポートされています。(Content-Encoding: gzip) それ以外には、--watchオプションと併用した際の安定性の改善が実施されています。 Deno.Command Deno.ChildProcess#killが、システムの全実行可能ファイルに対する--allow-run権限を要求する問題が修正されました。 v1.33.2までは、例えば--allow-run=redis-cliのように特定のバイナリのみを許可している場合、Deno.ChildProcess#killで権限エラーが発生する問題があったため、このリリースで修正されています。 deno lsp documentPreloadLimitオプションが追加されました。 これにより、deno lspがプリロードするドキュメント数をカスタマイズできます。 vscode_denoでは、v3.18.0でdocumentPreloadLimitオプションのサポートが入っているようです。 その他 Deno.seekSyncとDeno.seekの型定義が統一されていなかった問題が修正されました。(#19060) node:module: Module.runMain()が実装されました。(ts-nodeで使用されているようです) リダイレクトするリモートモジュールへの依存があった場合、deno vendorの実行時にパニックする問題が修正されました。 Deno.UnsafeCallbackが使用されていると、deno testがハングすることのある問題が修正されました。 deno_std v0.187.0 deno_std v0.187.0がリリースされました。 std/regexpが追加 新しいモジュールとしてstd/regexpが追加されました。 現状では、正規表現のメタ文字をエスケープするための機能が提供されています。 import { escape } from "https://deno....

May 14, 2023

2023/05/01〜2023/05/07の最新情報

Deno v1.33.2 Deno v1.33.2がリリースされました。 Deno KV Deno.KvU64にvalueOf/toStringが実装されました。 assert(new Deno.KvU64(1n) + 2n === 3n); assert(new Deno.KvU64(123n).toString() === "123"); また、Deno.Kvのコンストラクタを直接呼ぶと、エラーが発生するように変更されました。(Deno.openKvの使用が推奨されるため) Node.js互換性 node:process: process.releaseが実装されました。 node:http: ClientRequest.setTimeoutに0を渡すとタイムアウトが無効化されるように修正されました。 その他 パフォーマンス向上のため、Windows以外の環境では、グローバルアロケータやArrayBufferの割り当ての用途としてjemallocが使用されるように変更されました。 beforeunloadのリスナ内でpreventDefaultを呼んでいると、Deno.test内で発生したUncaught Errorが画面に表示されなくなる問題が修正されました。 WebSocketクライアントが適切にクローズされなかった場合、WebSocketサーバがハングする問題が修正されました。 引数なしでURL.canParse()が呼ばれた際に、falseを返すのではなくTypeErrorが発生するように修正されました。 deno_std v0.186.0 deno_std v0.186.0がリリースされました。 std/path sepが非推奨化されました。 今後はSEPの使用が推奨されます。 std/async deadline.ts: signalオプションによるキャンセルがサポートされました。 pool.tsがブラウザ互換になりました。 std/http/method.tsの追加 isHttpMethodで与えられた文字列が正しいHTTPメソッドであるか判定できます。 import { isHttpMethod } from "https://deno.land/std@0.186.0/http/method.ts"; assert(isHttpMethod("GET")); assert(isHttpMethod("POST")); assert(!isHttpMethod("get")); assert(!isHttpMethod("foo")); std/http/file_server.ts Rangeヘッダが仕様どおりにハンドリングされるように改善されました。 std/http/server.ts serve()ですでに使用中のportを指定した際に、たまにAddrInUseではなくTypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'port')が発生する問題が修正されました。...

May 7, 2023

2023/04/24〜2023/04/30の最新情報

Deno v1.33 Deno v1.33がリリースされました。 以下に内容をまとめたため、よろしければそちらを参照いただければと思います。 Deno v1.33 Deno v2.0について Deno v1.33のリリースノートでDeno v2.0のリリース時期について書かれています。 https://deno.com/blog/v1.33 数カ月後にリリースが予定されているようです。 それまでの間、今後のマイナーリリースではパフォーマンスやNode.js互換性、セキュリティなどの改善が行われる想定のようです。 deno_std v0.185.0 deno_std v0.185.0がリリースされました。 std/uuid: UUID v3のサポート std/uuid/v3.tsが実装されています。 MD5を利用してUUIDを生成するgenerate()や、UUIDの検証をするvalidate()が提供されています。 std/dotenv: --allow-envなしでの読み込みがサポート restrictEnvAccessToオプションに空の配列やnullまたはundefinedを指定した際に、環境変数を参照せずに.envの内容のみが読み込まれるようになりました。 この場合、--allow-envの指定が不要になります。 esbuild_deno_loader v0.7.0 esbuild_deno_loader v0.7.0がリリースされました。 v0.6.0で提供されていたdenoPluginが以下のように2つのプラグインに分割されています。 denoResolverPlugin: Import mapsを考慮した上でspecifierを解決する denoLoaderPlugin: denoResolverPluginが解決したspecifierを元にモジュールを読み込む プラグインを分割することにより、カスタムのスキーマや拡張子などをサポートできるようになったようです。 例えば、以下ではカスタムのemoji:スキーマをサポートする例が紹介されています。 examples/custom_scheme_plugin.ts また、configPathとimportMapURLオプションが追加されており、これらにより各プラグインが利用するdeno.jsonやImport Mapsファイルへのパスを指定することができるようです。 Deno KV Deno KVのホームページが正式に公開されました。 https://deno.com/kv @ayame113さんによるDeno KVの解説記事も公開されています。 Deno KV 正式発表!cloudflare KVとcloudflare D1のいいとこ取り?

April 30, 2023

2023/04/17〜2023/04/23の最新情報

Deno v1.32.5 Deno v1.32.5がリリースされました。 KV Deno.AtomicOperation.sumが実装されました。 const kv = await Deno.openKv(":memory:"); const result = await kv.set(["key"], new Deno.KvU64(1n)); const ok = await kv.atomic() .check({ key: ["key"], versionstamp: result.versionstamp }) .mutate({ type: "sum", key: ["key"], value: new Deno.KvU64(2n) }) .commit(); assert(ok); const result2 = await kv.get(["key"]); assert(result2.value instanceof Deno.KvU64); assert(result2.value.value === 3n); Node.js互換性 node:http: ClientRequest.socket.remoteAddressが実装されました node:crypto: createVerifyが実装されました node:path: fromFileUrlなどのNode.jsでは提供されないシンボルがexportされていた問題が修正されました npm: ロックファイルで指定されたバージョンがキャッシュに見つからなかった場合に、そのバージョンのパッケージをダウンロードするように挙動が変更されました (このような場合、今まではエラーが起きていました) バグ修正 deno lsp: Unix系のOSでstatusページが返ってこなくなっていた問題が修正されました deno test --watchの実行中にSIGINTを送信しても、プロセスを停止できない問題が修正されました Deno....

April 23, 2023

2023/04/10〜2023/04/16の最新情報

Deno v1.32.4 Deno v1.32.4がリリースされました。 Deno v1.32.2以降、Freshが動かなくなっていた問題が解消されています。(#18572) Node.js互換性 node:cryptoで以下のAPIが実装されています: X509Certificate generateKey hkdf 特定のnpmパッケージのバージョンを更新しようとすると、以下のエラーが起きる問題が解消されています。 Could not find npm package '<package>’ matching <version>. Try retrieving the latest npm package information by running with --reload deno cache --reload npm:<package>を実行すると、依存している全npmパッケージが再インストールされる問題が解消されています。 KV Deno.Kvの各メソッドで、キーに配列以外の値を渡せないように挙動が変更されました。 例えば、今まではkv.get("key")のような呼び方ができましたが、今後はkv.get(["key"])のように呼ぶ必要あります。 Cache API プログラムの実行をまたいで同一のリクエストに対して複数回Cache.putを呼んだ際に、値がうまく上書きされなくなる問題が修正されています (#18649) deno_std v0.183.0 deno_std v0.183.0がリリースされました。 std/encoding/varint/の削除 非推奨化されていたstd/encoding/varint/が削除されました。 deno_std v0.179.0でstd/encoding/varint.tsにTypeScriptベースのAPIが追加されているため、今後はこれらの使用が推奨されます。 std/csv 破壊的変更 CsvStreamがCsvParseStreamへリネームされています。(CsvStreamはまだ削除はされていないものの、非推奨化されています) この変更はJsonParseStream/JsonStringifyStreamを提供するstd/jsonとの一貫性の向上を目的としています。 parse()などのAPIの型定義が改善されています。 具体的には、以下のように型推論が効くように変更されています。 import { parse } from "https://deno.land/std@0.183.0/csv/parse.ts"; const records: Array<Record<"id" | "name", string>> = parse("1,a\n2,b", { columns: ["id", "name"], }); std/http/etag....

April 16, 2023

2023/03/27〜2023/04/02の最新情報

Deno v1.32.2 Deno v1.32.2がリリースされました。 KV (Deno.Kv) Deno.KvCommitResult型が追加されています。 これには、KVにコミットされた値に設定された新しいversionstampが含まれます。 この追加に合わせて、以下の変更も実施されています。 Deno.AtomicOperation.commitの戻り値がPromise<boolean>からPromise<Deno.KvCommitResult | null>に変更されています。(コミット成功時はDeno.KvCommitResult、失敗時はnullが返却されます) Deno.Kv.setの戻り値がPromise<void>からPromise<KvCommitResult>に変更されています。 Deno.KvEntryMaybeが追加されています。(この型の実体はDeno.KvEntry<T> | { key: Deno.KvKey, value: null, versionstamp: null }のaliasです) これに合わせて、以下のAPIに型引数を指定できるように変更されました。 Deno.KvListIterator → Deno.KvListIterator<T> Deno.KvEntry → Deno.KvEntry<T> これらの変更により、エントリを取得する際に値の型を指定できるようになりました。 const entry: Deno.KvEntryMaybe<string> = await kv.get<string>(["str"]); const entries: [Deno.KvEntryMaybe<string>, Deno.KvEntryMaybe<number>] = await kv.getMany<[string, number]>([["str"], ["n"]]); Deno.Kv#getManyが実装されました。 複数のエントリをまとめて取得できます。 await kv.set(["key", 1], "foo"); await kv.set(["key", 2], "bar"); const entries = await kv.getMany([ ["key", 1], ["key", 2] ]); assert(entries....

April 2, 2023

2023/03/20〜2023/03/26の最新情報

Deno v1.32 Deno v1.32がリリースされました。 以下に内容をまとめたため、よろしければそちらを参照いただければと思います。 Deno v1.32 Deno v1.32.1 Deno v1.32.1がリリースされました。 Resizable ArrayBufferの無効化 Resizable ArrayBufferが無効化されています。 CVE-2023-28445 もしDeno v1.32.0を使用されている場合は、v1.32.1へのアップデートが推奨されます。 その他 deno run -に与えられたソースがJavaScriptではなくTypeScriptとして解釈されるように修正されています。(Deno v1.32.0での--extオプション導入時のリグレッションのようです) オブジェクトの値に改行が入った文字列があった際に、Deno.inspectで非compactな形式で結果が返されるように改善されています。 deno lspでenablePathsに末尾の/なしでパスが与えられた際も適切に動作するように修正されています。 (https://github.com/denoland/vscode_deno/issues/827) https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.32.1 deno_std v0.181.0 deno_std v0.181.0がリリースされました。 std/front_matter - +++ブロックがサポート +++ブロックがサポートされました。 このブロック内ではTOML形式でメタデータを宣言できます。 +++ title = ”hello” +++ 本文... Hugoなどでこの形式がサポートされているようです。 std/testing/asserts 各種アサーション関数にカスタムのメッセージが与えられた際のエラーメッセージが改善されています。 例えば、assertEqualsにカスタムのmsg引数を渡した際に、msgに加えてdiffの内容も一緒に表示されるように挙動が改善されています。 assertEquals(1, 2, "カスタムメッセージ"); 上記のようなコードがあった場合、v0.181.0とv0.180.0ではそれぞれ以下のように出力されます。 v0.181.0 error: Uncaught AssertionError: Values are not equal: カスタムメッセージ [Diff] Actual / Expected - 1 + 2 throw new AssertionError(message); v0....

March 26, 2023

2023/03/13〜2023/03/19の最新情報

Deno v1.31.3 Deno v1.31.3がリリースされました。 CLI/APIに関する改善 deno infoとdeno docコマンドで--no-lock/--lockオプションがサポートされました。(挙動はdeno runコマンドなどと同様です) deno.jsonなどでcompilerOptions.typesエントリが定義されていると、型エラーが起きる問題が修正されています。 REPLでglobalThis.Denoやその配下で定義されたプロパティを削除しようとすると、プロセスがパニックする問題が修正されています。 Deno.makeTempFile(Sync)でファイルがすでに存在した際にリトライが行われるように挙動が改善されています。 Deno.serveHttp()でレスポンスエラーが発生した際に、nextRequestから返されるRequestのsignalがabortedに設定されるように修正されました。 Node.js互換性に関する改善 package.jsonが存在する または --node-modules-dirオプションが指定されたが、実行されたスクリプトではnpmパッケージがimportされていない場合に、node_modulesが作成されないように挙動が改善されました。 node_modulesのセットアップ中にプログレスバーが表示されるように挙動が改善されました。(#18136) node:crypto: createCipheriv()が実装されました。 (aes-128-cbcのみサポート) node:fs: writeFile()でencoding: "ascii"オプションがサポートされました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.31.3 deno_std v0.180.0 deno_std v0.180.0がリリースされました。 std/encoding関連モジュールのディレクトリ構造の見直し (破壊的変更) std/encodingで提供されていたcsv/front_matter/json/jsonc/toml/yamlモジュールが、トップレベルのモジュールとして独立しました。 今後は、例えば、csvモジュールを利用したい場合はstd/csv/mod.ts、yamlモジュールを利用したい場合はstd/yaml/mod.tsから読み込む必要があります。 ディレクトリの移動に合わせて、以下の変更も実施されています。 csvモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 csv/stringify.ts csv/parse.ts csv/stream.ts jsonモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 json/json_parse_stream.ts json/json_stringify_stream.ts json/concatenated_json_parse_stream.ts tomlモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 toml/parse.ts toml/stringify.ts std/http/server_sent_event....

March 19, 2023

2023/03/06〜2023/03/12の最新情報

Deno v1.31.2 Deno v1.31.2がリリースされました。 Node.js互換性の改善 循環依存のあるpeerDependenciesの解決が改善 例えば、以下のようなシナリオにおいて、初回実行時はうまくいくものの、ロックファイルが適用されるとうまく動かないケースがあったようで、この問題が修正されています。 a -> b -> c -> d -> c -> b (peer) その他の改善 npm:URLを使っていると、依存関係が変わっていなくても、毎回Lockfileがtouchされてしまう問題が修正されています。 複数のDenoプロセスが同時にnode_modulesを更新できないように制御が入りました。 package.jsonの依存関係の解析に失敗しても、npmパッケージが実際にimportされるタイミングまではエラーが起きないように修正されています。 これにより、package.jsonは存在するものの、スクリプト内でnpmパッケージを利用していないようなケースでエラーが発生しなくなります。 node:cryptoのcreateHashが高速化されています。 util.types.isSharedArrayBufferが動作しない問題が修正されています。 .d.tsファイルの型チェックに関する修正 以下のようなケースで、deno checkなどでうまく型チェックが行われていなかった問題が修正されています。 エントリポイントに指定した.d.tsファイル エントリポイントに含まれるX-TypeScript-Types/<reference types="..." />経由で読み込まれる.d.tsファイル .d.tsファイル内のファイルタイプが指定されていないコードブロック (deno test --docの実行時のみ) Deno.UnsafePointer.ofの改善 Deno.UnsafePointer.ofでバッファのメモリを取得する際に、もしユーザーがバッファの参照をどこかに保持していなかった場合、孤立したポインタができてしまう可能性がありました。 この問題を解消するため、Deno.UnsafePointer.ofの内部でWeakMapを使ってポインタとバッファのマッピングが管理されるようになりました。 その他 WindowsでDeno.stdin.setRaw(false)によって適切にrawモードが無効化されるように修正されています localStorageへのアイテムのINSERT時に、事前に入力内容のサイズがチェックされるように挙動が修正されています https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.31.2 deno_std v0.179.0 deno_std v0.179.0がリリースされました。 std/encoding/varint.tsの追加, std/encoding/varint/mod.tsの非推奨化 TypeScriptをベースに実装されたstd/encoding/varint.tsが追加されました。 (実装はhttps://deno.land/x/varintがベースのようです) これに合わせて、WASMベースのstd/encoding/varint/mod.tsが非推奨化されています。 std/fsの改善 std/fs/expand_glob: expandGlob()にfollowSymlinksオプションが追加されました (trueを指定すると、シンボリックリンクが解決されます) std/fs/ensure_dir: ensureDir()を同じディレクトリに対して並列で呼んだときに、Deno.errors.AlreadyExistsがthrowされる問題が修正されています。 std/fs/ensure_symlink: ensureSymlink()でtargetに対する相対的なリンクを作ろうとすると、意図せぬパスを指すリンクが作成されてしまう問題が修正されています (#2312) std/http/cookie - =の取り扱いが改善 Cookieの値に=が含まれていると、getSetCookiesが意図せぬ値を返す問題が修正されています。...

March 12, 2023