2023/03/13〜2023/03/19の最新情報
Deno v1.31.3 Deno v1.31.3がリリースされました。 CLI/APIに関する改善 deno infoとdeno docコマンドで--no-lock/--lockオプションがサポートされました。(挙動はdeno runコマンドなどと同様です) deno.jsonなどでcompilerOptions.typesエントリが定義されていると、型エラーが起きる問題が修正されています。 REPLでglobalThis.Denoやその配下で定義されたプロパティを削除しようとすると、プロセスがパニックする問題が修正されています。 Deno.makeTempFile(Sync)でファイルがすでに存在した際にリトライが行われるように挙動が改善されています。 Deno.serveHttp()でレスポンスエラーが発生した際に、nextRequestから返されるRequestのsignalがabortedに設定されるように修正されました。 Node.js互換性に関する改善 package.jsonが存在する または --node-modules-dirオプションが指定されたが、実行されたスクリプトではnpmパッケージがimportされていない場合に、node_modulesが作成されないように挙動が改善されました。 node_modulesのセットアップ中にプログレスバーが表示されるように挙動が改善されました。(#18136) node:crypto: createCipheriv()が実装されました。 (aes-128-cbcのみサポート) node:fs: writeFile()でencoding: "ascii"オプションがサポートされました。 https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.31.3 deno_std v0.180.0 deno_std v0.180.0がリリースされました。 std/encoding関連モジュールのディレクトリ構造の見直し (破壊的変更) std/encodingで提供されていたcsv/front_matter/json/jsonc/toml/yamlモジュールが、トップレベルのモジュールとして独立しました。 今後は、例えば、csvモジュールを利用したい場合はstd/csv/mod.ts、yamlモジュールを利用したい場合はstd/yaml/mod.tsから読み込む必要があります。 ディレクトリの移動に合わせて、以下の変更も実施されています。 csvモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 csv/stringify.ts csv/parse.ts csv/stream.ts jsonモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 json/json_parse_stream.ts json/json_stringify_stream.ts json/concatenated_json_parse_stream.ts tomlモジュールの細分化 以下のファイルが追加されており、必要なAPIのみを個別に読み込めるようになりました。 toml/parse.ts toml/stringify.ts std/http/server_sent_event....