2025/05/12〜2025/05/18の最新情報
Deno v2.3.2 & v2.3.3 Deno v2.3.2とDeno v2.3.3がリリースされています。 https://github.com/denoland/deno/blob/395878c5fb72d87a44f7c88ce9f391acc31feab3/Releases.md#233--20250516 deno lint deno lintプラグインでコメントの取得がサポートされています (#29189) SourceCodeクラス (RuleContext.sourceCodeからアクセス可能) にgetAllComments()/getCommentsBefore()/getCommentsAfter()/getCommentsInside()メソッドが追加されています。 また、Programにもcommentsプロパティーが追加されています。 deno coverage deno coverage --htmlで生成されるHTMLレポートで、OS設定に基づいてlightとdarkテーマが切り替わるように改善されています (#29267) deno jupyter - 複数カーネルの管理がサポート deno jupyterコマンドで複数のカーネルをインストール・管理するための機能が導入されています (#29249) --nameオプション deno jupyterコマンドに--nameオプションが追加されています。 --installオプションとともに--nameオプションが指定されると、カーネルがインストールされる際のディレクトリ名を変更できます (デフォルトはLinuxだと~/.local/share/jupyter/kernels/denoで、--name deno-canaryを指定すると~/.local/share/jupyter/kernels/deno-canaryにインストールされます) --installが省略された場合、--nameオプションによって指定された名前でkernel.jsonがインストールされているか確認できます。 deno jupyter --install --display <name> deno jupyter --installに--displayオプションが追加されています。 このオプションを指定することで、kernel.jsonのdisplay_nameをカスタマイズできます (デフォルトはDeno) deno jupyter --install --force deno jupyter --installに--forceオプションが追加されています。 このオプションを指定すると、カーネルがすでにインストール済みである際も強制的にカーネルを再インストールしてくれます。 deno check Ambient moduleに関する挙動の改善 Ambient moduleによって型が定義されたパスに対して発生する型エラーが無視されるよう挙動が変更されています (#29135) 例えば、Ambient moduleによって*.svgに対する型定義が定義されていたら、*.svgに対するimportによって型エラーが起きぬように改善されています。 deno.lock deno.lockの更新タイミングが型チェックの実行前から実行後へ変更されています (#29265) 型チェックの実行時にはじめて@types/nodeが必要となるケースがあるため挙動が変更されたようです。...