2025/04/21〜2025/04/27の最新情報
Deno v2.2.12 Deno v2.2.12がリリースされています。 Windowsにおけるdeno compileのバグ修正 Deno v2.2.11におけるWindows環境で発生するdeno compileの問題が修正されています。deno compileによって生成した実行可能ファイルがエラーが出ずに実行が終了する問題の修正 (#28986)や、リソースの読み込みに失敗してしまう問題への一時的な対策 (#29005, #29039)などが実施されています。 後述するv2.2.3のRCバージョンにもこれらの変更は取り込まれています。 Deno v2.3について リリース時期について deno.newsにて、Deno v2.3のリリースについて言及されています: Deno v2.3 is almost here まもなくリリース予定のようです。直近でv2.3向けと思われる機能がいくつか追加されているため、紹介します。 Deno.connectでのAbortSignalのサポート Deno.connectにsignalオプションが追加されています (#27113) AbortSignalを指定することで、接続をキャンセルすることができます。現状ではTCP接続のキャンセルのみがサポートされています。 TypeScript v5.8 Deno本体に搭載されたTypeScriptをv5.7からv5.8へアップデートする対応が実施されています: feat: TypeScript 5.8 #29041 このPRはすでにマージされており、Deno v2.3で正式に導入される可能性が高そうです。 DENO_EMIT_CACHE_MODE環境変数 DenoにおいてDENO_EMIT_CACHE_MODEという環境変数をサポートするPRがマージされています: feat(cache): add DENO_EMIT_CACHE_MODE #29025 この環境変数にdisableという値を指定しておくと、DenoがTypeScriptからJavaScriptへトランスパイルした結果のファイルシステムへのキャッシュが無効化されるようです。 Deno v2.3.0-rc.1〜rc.3 Deno v2.3.0のrc.1, rc.2, 及びrc.3がリリースされています: v2.3.0-rc.0〜rc.1 v2.3.0-rc.1〜rc.2 v2.3.0-rc.2〜rc.3 deno lsp 診断 (diagnostics) リダイレクトに関する診断 (The import of \"${from}\" was redirected to \"${to}\"....