2021/05/30〜2022/06/05の最新情報
Deno v1.22.2 Deno v1.22.2がリリースされました。 主な変更点: Deno.getGid()が実装されました。(unstable) POSIX系プラットフォームではプロセスのグループIDが、Windowsではnullが返されます。 利用するには--allow-envの指定が必要です。 Error.captureStackTrace()の型定義が追加されました。 Crypto.getRandomValues()の型定義が改善されました。(BigInt64ArrayやBigUint64Arrayが受け取れず、Float32ArrayやFloat64Arrayが引数として受け取れてしまう問題が解消されています) https://github.com/denoland/deno/releases/tag/v1.22.2 deno_std v0.142.0 deno_std v0.142.0がリリースされました。 FNVのサポート (crypto) cryptoモジュールでFNVが実装されました。 import { crypto } from "https://deno.land/std@0.142.0/crypto/mod.ts"; // ... const digest = await crypto.subtle.digest("FNV32", input); media_typesモジュールの追加 deno_stdにmedia_typesモジュールが追加されました。 import { contentType } from "https://deno.land/std@0.142.0/media_types/mod.ts"; contentType(".js"); // => "application/javascript; charset=UTF-8" contentType("application/json"); // => "application/json; charset=UTF-8" このモジュールは、以前にもdeno_stdに存在するモジュールの一部でしたが、一度削除されています。 その後、メンテナンスはoakserver/media_typesのリポジトリに引き継がれていました。 このリリースで改めてmedia_typesモジュールが復帰したため、oakserver/media_typesのリポジトリはアーカイブされています。 TextLineStreamにallowCRオプションが追加 (streams/delimiter) このオプションにtrueを指定したときのみCRが取り扱われるように変更されています。 前回のリリースで、デフォルトでCRが取り扱われるように修正されましたが、デフォルトの挙動を変えてしまうのはまずいということで、このオプションが追加されました。 https://github.com/denoland/deno_std/releases/tag/0.142.0 oak_commonsパッケージの機能のdeno_stdへの移行 現在、oak_commonsパッケージで提供されていた機能の一部をdeno_stdへ移植するPRが作成されています。 例)...