2024/12/09〜2024/12/15の最新情報

Deno v2.1.4 Deno v2.1.4がリリースされています。 Node.js互換性の改善 deno install --entrypointの挙動の改善と--unstable-npm-lazy-cachingの導入 今までDenoはnpmパッケージに依存したスクリプトを実行する際に、package.jsonで指定されたパッケージをすべてインストールしていました。 このリリースではdeno install --entrypointの挙動が変更され、指定したエントリポイントから依存されているnpmパッケージのみがキャッシュされるよう改善されています。 他のコマンドでもdeno install --entrypointと同様の振る舞いをさせたい場合は、--unstable-npm-lazy-cachingまたはDENO_UNSTABLE_NPM_LAZY_CACHINGを指定することで有効化できます。 feat(unstable): support caching npm dependencies only as they’re needed #27300 パスに@が含まれるモジュールを提供するパッケージの取り扱いの改善 npmパッケージからファイル名に@が含まれるモジュールをimportしようとするとエラーが発生する問題が修正されています。 fix: do not error when specifier subpath has an @ symbol #27290 node:fs readFile()でファイルディスクリプターの指定がサポートされています。 fix(ext/node): accept file descriptor in fs.readFile(Sync) #27252 node:v8 serialize()とdeserialize()でFloat16Arrayがサポートされています。 fix(ext/node): handle Float16Array in node:v8 module #27285 _http_common @mswjs/interceptorsなどのNode....

December 15, 2024

2024/10/07〜2024/10/13の最新情報

Deno v2がリリース Deno v2が正式にリリースされました。公式ブログとYoutubeでアナウンスが行われています: https://deno.com/blog/v2.0 https://www.youtube.com/watch?v=d35SlRgVxT8 新しい発表について 大きな点として、LTSリリースチャネルが発表されています。Deno v2.1からLTSチャネル向けにリリースから6ヶ月間の間は、重要度の高いバグ修正などがバックポートされ続ける想定のようです。 また、Webサイトだけ先に公開されていたDeno for Enterpriseについても正式に発表されました。 周辺ライブラリでの対応 Oakではすでに対応が行われており、v17.1.0にてすでにDeno v2サポートがリリースされています: Release v17.1.0 Honoについてもまだリリースはされていなさそうですが、早速、Deno v2の対応が入れられています (ci: use Deno v2 #3506) 各種パッケージマネージャーを抽象化してくれるni.zshでも、Deno v2のリリースに合わせて、Denoのサポートが導入されたようです (v1.3.0) deno_stdのリリース deno_stdがリリースされています。 @std/cbor 新規パッケージとして@std/cborが追加されています。CBORの実装が提供されます。 @std/collections@1.0.8 @std/collections@1.0.8がリリースされています。 Iterableのサポート @std/collections@1.0.7に続けて、以下のAPIでもIterableオブジェクトのサポートが追加されています: takeLastWhile (@std/collections/unstable-take-last-while) dropWhile (@std/collections/unstable-drop-while) intersect (@std/collections/unstable-intersect) dropLastWhile (@std/collections/unstable-drop-last-while) @std/async@1.0.6 @std/async@1.0.6がリリースされています。 @std/async/unstable-mux-async-iteratorが追加 @std/async/unstable-mux-async-iteratorではMuxAsyncIteratorが提供されており、振る舞いとしては既存の@std/async/mux-async-iteratorにおける同名APIと同じですが、コンストラクタ引数に複数のAsyncIterableを可変長引数として渡すことができる点が異なります。 @std/streams@1.0.7 @std/streams@1.0.7がリリースされています。 @std/streams/unstable-to-byte-stream toByteStream (@std/streams/unstable-to-byte-stream)が追加されています。ReadableStream<Uint8Array>をreadable byte streamへ変換してくれます。 @std/io@0.225.0 @std/io@0.225.0がリリースされています。 非推奨APIの削除 非推奨化された以下のAPIが削除されています。APIによっては@std/streamsに対応するものがあるため、そちらへの移行が推奨されます。 削除対象 移行先 補足 StringReader Buffer....

October 13, 2024