2024/09/23〜2024/09/29の最新情報

Deno v2.0.0-rc.5/v2.0.0-rc.6/v2.0.0-rc.7がリリース Denoのv2.0.0rc.5〜v2.0.0 rc.7がリリースされています: v2.0.0-rc.4からv2.0.0-rc.5までの差分 v2.0.0-rc.5からv2.0.0-rc.6までの差分 v2.0.0-rc.6からv2.0.0-rc.7までの差分 --allow-importの導入 --allow-importという新しいパーミッションフラグが導入されています (短縮形式は-I) Deno v2からリモートモジュールの読み込みを許可するホストに制限がかかるようです。必要に応じて--allow-importにリモートモジュールの読み込みを許可するホストを指定する必要があります。 ただし、デフォルトで以下のホストからのモジュールのimportが許可されるようなので、基本的なケースにおいては今まで通り利用できると思われます: deno.land jsr.io esm.sh raw.githubusercontent.com 例えば、unpkg.comからモジュールをimportしようとすると、上記のいずれのホストにも当てはまらないため、権限が要求されます: import ky from "https://unpkg.com/ky@1.7.2"; const res = await ky.get("https://api.github.com/repos/uki00a/deno-weekly").json(); この場合、以下のように権限が求められます: $ deno run --allow-net main.js ┏ ⚠️ Deno requests import access to "unpkg.com:443". ┠─ Requested by `import()` API. ┠─ Learn more at: https://docs.deno.com/go/--allow-import ┠─ Run again with --allow-import to bypass this prompt. ┗ Allow? [y/n/A] (y = yes, allow; n = no, deny; A = allow all import permissions) > --allow-importによってunpkg....

September 29, 2024

2024/05/13〜2024/05/19の最新情報

Deno v1.43.4 Deno v1.43.4がリリースされました。このリリースはバグ修正やパフォーマンス改善などがメインです。 deno publish expandoプロパティのサポート deno publish(fast check)やdeno docでexpandoプロパティが認識されない問題が修正されています。 --dry-runの改善 deno publish --dry-runの実行時に、以下のケースでエラーが発生するように挙動が改善されています。 バージョン指定がないjsr:specifierが検出された場合 deno.jsonが存在しない場合 Node.js互換性の改善 node:worker_threads メインスレッドとWorkerスレッドでモジュールキャッシュが分離されました。SvelteKitなどのパッケージがこの挙動に依存しているようです。(#23461) node:os homedirの互換性が改善されています。 node:fs EISDIRが発生する状況下でReferenceErrorが発生してしまう問題が修正されています。 Deno API "junction"に関する型定義の追加 Deno.SymlinkOptionsのtypeプロパティの型定義に"junction"が追加されています。 "junction"のサポートは以前に実装されていたものの、型定義が追加されていなかったようです。 ReadableStream ReadableStreamのSymbol.asyncIteratorメソッドが返却する非同期イテレーターに対して.return()の直後に.next()を呼ぶと、.next()が返却したPromiseが.return()が返却したものよりも先に解決される問題が修正されています。 Update ongoing promise in async iterator return() method #22389 その他 DenoがTypeScriptなどのファイルをトランスパイルする際に、トランスパイル後のソースからコメントが削除されてしまう問題が修正されています。 Deno v1.43.5 Deno v1.43.5がリリースされています。 Deno v1.43.4でいくつかのnpmパッケージを使おうとするとエラーが発生していたため、その修正が行われています。(#23862) deno_stdのリリース deno_stdのリリースが行われています。主要な変更点だけ抜粋します。 @std/collections@0.224.2 invertとinvertByが追加されています。オブジェクトのキーと値を入れ替えることができます。 const actual = invert({ "foo": 1, "bar": 2 }); const expected = { "1": "foo", "2": "bar" }; assertEquals(actual, expected); freshのホームページの新デザイン freshのホームページのデザインが更新されています。...

May 19, 2024

2024/03/11〜2024/03/17の最新情報

Deno v1.41.3 Deno v1.41.3がリリースされています。 Node.js互換性の改善 BYONMを有効化した際に、VitePressが動かせるようになったようです。 node:crypto 以下のサポートが追加されています。 getCipherInfoの基本的な実装が追加 createPublicKeyの初期実装が追加 createPrivateKeyでDHがサポート Sign#signでEC鍵がサポート node:worker_threads receiveMessageOnPortが実装されています。 また、Workerに指定したスクリプトが終了したら、Workerがプロセスの終了をブロックしないように挙動が変更されました。 node:fs statfsが実装されています。 また、symlinkでjunctionタイプがサポートされています。 node:timers Immediateクラスが追加され、setImmediateの戻り値として返却されるように変更されています。 node:module isBuiltinが実装されました。 node:punycode Node.jsとの互換性が改善されています。 node:http validateHeaderNameとvalidateHeaderValueが公開されました。 .cssサポート npmパッケージに.cssへのimportが含まれていた際に、型エラーが起きないように挙動が改善されています。 deno publish fast checkにおけるasで指定されたリテラル型の推論などが改善されています。 Fresh v2について Fresh v2に関する新機能や変更点などに関するissueが公開されています。 The road to Fresh 2.0 #2363 以下のような機能や変更などが検討されているようです。 deno.land/xからJSRへの移行 ExpressやHonoライクな新しいプラグインAPIを提供する Preactの非同期コンポーネントサポートを活用して非同期Routeコンポーネントをレンダリングする <Head>の削除 (今のところ、ハンドラーから<head>に追加する要素を返却できるようにすることなどが検討されているようです) など deno-sqlx sqlx crateやGoのdatabase/sqlライクなインターフェースを提供するためのdeno-sqlxモジュールが公開されています。 halvardssm/deno-sqlx 以下のPRで初期実装が進められているようです。 feat: initial implementation #1

March 17, 2024