下記APIが削除されています。
Deno.sleepSync
(unstable API)
Intl.v8BreakIterator
(非標準のAPI)
Worker
内でのDeno.exit
の振る舞いが変更Deno.exit()
がWorker
内ではself.close()
と同様の振る舞いを行うように変更されました。
self.onmessage = () => {
Deno.exit(); // => Workerが閉じます
};
Denoの内部で使用されるTypeScriptのバージョンがv4.7へアップデートされました。
合わせて、Denoの内部で"moduleDetection": "force"
オプションが有効化されています。
このアップデートに関連して、deno fmt
コマンドでcjs
/cts
/mjs
/mts
拡張子がサポートされています。
deno task
コマンドの改善リダイレクションがサポートされました。
{
"tasks": {
"test": "echo foo > test.txt"
}
}
その他にも、cat
やxargs
コマンドが実装されています。
CompressionStream
とDecompressionStream
で"deflate-raw"
フォーマット(Deflateアルゴリズム)がサポートDeno.dlopen
)でBigInt
がサポートDeno.addSignalListener
でSIGINT
とSIGBREAK
シグナルがサポートDeno.Child.kill
の引数が省略可能に変更std/media_types
の追加oakserver/media_typesがdeno_std
に追加されました。
import { contentType } from "https://deno.land/std@0.142.0/media_types/mod.ts";
contentType(".js"); // => "application/javascript; charset=UTF-8"
contentType("application/json"); // => "application/json; charset=UTF-8"
その他にも、oakserver/commonsでメンテナンスされているいくつかの機能のdeno_std
への移植が行われているようです。
std/encoding/front_matter
の追加import { extract } from "https://deno.land/std@0.144.0/encoding/front_matter.ts";
const { attrs, body } = extract<{ title: string, date: Date }>(`---
title: foobar
date: 2022-06-12
---
Hello`);
console.assert(attrs.title === "foobar");
console.assert(attrs.date instanceof Date);
console.assert(body === "Hello");
2022年のQ3でGA版がリリース予定とのことです。
Deno公式でチャットアプリの実装例が公開されています。
FreshやSupabase, twindなどを使用して実装されているようです。
v1.0のリリースまでに、以下の変更などが行われる予定のようです。
DenoのYoutubeチャンネルでMelbJSやRemixConfなどでの発表内容が公開されています。